内容説明
バリ４、プチ神隠し、歌沫姫、異世界の少女……一斉に起こった地伝の影響でかつてなく強力な力を持った、宿敵“噂長”。コトリさんやクラスメイトたちを助けるために、制止するばあちゃんの助言を振り切って自ら噂長の罠に飛び込んだ春男。そこは噂長の感情が天候に表れるという、もう一つの真幌市だった。異世界に取り込まれたクラスメイトたちは、自分たち以外に誰もいない奇妙なこの街を、脳天気にも自由に満喫していた。そんな彼らをよそに、元の世界に戻るための春男の活躍が始まる！！ ご存じ、街のがんばりヒーロー活劇、全員まとめてパーフェクトエンディン……グ！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
21
シリーズ第五弾は異世界を舞台にした噂長とのヤンデレ鬼ごっこな話。いやー、素晴らしかった。今回は下ネタとホラーがスゴイ事になってます。ヤンデレと言えばちょっと面倒だけど可愛らしい程度のものが殆どですが、噂長のヤンデレは頭飛び抜けて大気圏外突破したレベルで段違いでした。噂長が登場するだけでゾッとしますな。コトリがヤンデレ化した事で、噂長の狂い具合がより際立ちますね。ラストのライム、かま子の参戦、そして微少女中村ちゃんの可愛さが救いでした。エリアスたちはどうなったのか。最終巻も楽しみです。2015/09/07
funa1g
5
「のんきにおててなんて繋いでて、生理があがっちゃったらどうするのよ」噂長の正気でなさ加減は、すべてここにある。マジやばい。2009/04/20
紙魚
4
1,2巻は何だったのかと言いたくなるくらいのサイコホラー回。どこまでも追ってくる不死身のモンスターと逃げながら戦うというB級ホラー映画（13金とかそういうの）のお約束の展開をしつつフラグを回収したり追加の謎を撒いたりと大忙し。敵は撃退すれど、今回登場して来なかったあのキャラこのキャラの謎を残しつつ物語は最終章へ。2011/11/08
星野流人
3
下ネタ成分多分の、ちょっと情けないけれど、やっぱりカッコいいヒーローモノ。結局第４巻で新たになった謎の答えは、最終巻まで持ち越し。最初は一人で噂長と戦い逃げ惑う春男だけれど、少しずつ仲間を得て協力し噂長と渡り合う、その過程は素晴らしかった。さて、いよいよ次でラスト。残した伏線を全て回収し、最高のラストを期待しています。2010/06/22
urara4
3
よかった、ライムがもうでてこないのかと思った。だからあのシーンは燃えた。2009/04/10
