内容説明
本書は『やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。 前編』『やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。 後編』の合本版です。重複購入にご注意ください。
「お前さんは、ちゃんと姿を見てもらえるんだろ。だったらちゃんと、てめぇの体で行動しな」
祖母の死をきっかけに八百万の神様たちが見えるようになってしまった女の子、澄香。好き勝手し放題な彼らにもそろそろ慣れてはきたものの、おかしな神様たちはどんどん増え続け…。電子レンジの神に変な招き猫に関羽…、何故か妖怪の河童まで!!
そんな神様たちとの日常は、いつまでも続くものと思っていたが…。
「でこぼこな恋」で何かが変わる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
26
サブタイトル通りなお話でした。 ほのぼのとした感じや微笑ましい話。余りに強く切ない想いが綴られていた話など。 単に笑える、度肝を抜かれた場面もあった。 ある神様が、どのような経緯でその神様になったかが載っていたので疑問も残らずすっきりと読み終えました。インタビュー形式の用語解説も読みやすかったです!2013/08/31
sarie
3
前作に続き可愛らしいのに頼りになる?神々。ほっこり、そしてちょっぴり切ない連作短編集。軽く読めます。 八百万の神々との生活もちょっと体験してみたい(笑)面白かったです。 2015/10/29
織花
2
笑ったり、ほっこりして、きゅんとして。想いのお話だなと思いました。神さんいつもありがとうございます。 あ、家神さんとマエストロ(笑)ペアのなんていうか渋いやりとりが好き。この巻のテーマ「恋」のカップルも全部好きですがね! とりあえずみっちゃんはかわいいから嫁に来ればいいと思う。2011/01/30
月見里
2
家神さんのほうがいい男だよ、たぶん(笑)と思いながら。3行に一回は笑わせてもらいました。便所王子はいくらきらきらしていても叩きだすしかない。番外編が切なかったです。神様だから恋愛で報われることはやっぱり無いのかなぁ。それとは別にして、ものすごく参巻を期待します。2009/07/06
リサキ
1
一巻読了後、すぐに読みました。あー、もう、神様のキャラがさらに濃く、さらに強烈になっているのがたまりません。もう口が緩むどころではなく、ケラケラゲラゲラ笑いました。だって、河童がっ、河童がっ、河童がっ! 隣人さんすみません。あんだけ変な神様(人間もか)ばっかりなのに、何が恐ろしいってちゃんと「恋」もしてること。斜め上のキャラ+民俗学なのに、正統派ラブコメディという奇妙な融合体。民俗学の話も噛み砕かれててわかりやすい。くだらない掛け合いに笑ってスッキリしたいっ! っていうならかなりオススメ。2011/04/22