内容説明
ミランダと夫のエイドリアンはすれ違いの生活を送っていた。夫が公爵になってから、ふたりのあいだに距離ができ、夫婦の関係はすっかり変わってしまった。公爵夫人として体面を気にする窮屈な日々。そして、夫には愛人がいる。だがある日、夫に何事か起こって、状況が急変した。これはチャンスかもしれない。ミランダは希望を抱いた。エイドリアンの心を取り戻すためならどんなことでもするわ!一方、エイドリアンは苦悩の真っ只中にあった――妻に決して明かせない、重大な秘密を抱えて。★突然、自分が余命幾ばくもない事実を知ってしまった公爵。妻への愛の証にできることは何かと真剣に考え始めますが……。互いへのひたむきな想いに心を揺さぶられる感動作です。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
10
Kindle Unlimited 愛人のいる話はしんどい。ヒロインが許しても私には許せなかった。2024/04/01
キッチンタイマー
0
結婚した当時は公爵の弟と持参金のある紳士階級の娘だから釣り合ってたのだけど、予想外の公爵就任で姑の嫁いびりがひどくなったってことなのね。世の中には家族として役割をこなしていくうちに陳腐化する夫婦も沢山あるけど、そこに姑に萎縮させられて悪化したって事なのか、最初っからなんにもなかったのかよくわからなかった。でも妻のすれ違いを耐えるセリフが切ない。いやだから、現実の男ってひどいんだよってそういう話。紳士のリストとか後ろアタマ殴りたくなるね2013/09/21
葉月
0
C2011/11/06
てん・ゆう
0
愛人を心身ともに愛してたって言うのがつらいなあ・・・自分と出会う前ならともかく結婚してからだし。愛人つくるのはこの場合あっても仕方ないと思うけどそれならせめて体だけにしていて欲しかった。ヒロインがけなげだったので切なくて・・・
くろうさぎ
0
公爵未亡人の策略にはうんざりさせられた。ヒーロー?ヒーロー失格です。愛人を作ってるところも最悪だし、妻の為に用意してる家を元愛人に見立ててもらうあたりが最低ですね。しかも、それがバレバレになってるし、、イライラしっぱなしの話でした。2010/06/29