内容説明
二人の関係には誰もが反対だった。名家マコーマック家の御曹子フリンと、貧しい農場労働者の娘ケイトリン。彼女はすべてを捧げるほどフリンを愛していたが、ある日フリンの母の心ない言葉を聞き、絶望してすべてを捨て、故郷をあとにした。そして四年半後――ケイトリンは父の葬儀のために帰郷し、やがて訪れるであろう再会に怯えていた。彼に告げなくてはいけない秘密を抱えて。
感想・レビュー
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くまた
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主人公が自己中。ヒーローには感情が無いかのように粗雑に傷つけて自分は被害者意識満載。自分がヒーローを信用しなかったのも彼に心を開かず黙って去ったのも全て自分に心を開かなかったヒーローのせい。でもヒーローは辛い過去があろうが私に心を開くべき。「俺を怒らせたお前が悪い」DV男の言い分みたい。18当時ならともかく未だに何の反省もしないで、一緒に暮らすようになってもヒーローの心情など全く気にかけず自分の幸せの心配ばかり。あぁやだやだ。2015/05/27
てん・ゆう
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黙って子供を生むヒロイン…隠した理由が大したことない。ヒーローに正式な妻や婚約者がいたわけでもなし、ただ愛してると言われた事がないのど、身分違いで家族に反対されてるからだなんて…自分の気持ちだけじゃん!子供が生まれる環境を考えず、父親であるヒーローの気持ちを全く考慮しない浅はかな行為だわ〜ヒーロー前妻にも子供絡みで酷い仕打ちを受けてて、気の毒すぎる。もっと怒ってイイ!2011/03/30
こえん
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作家であり名家の当主のヒーローと、18才だった4年半前に妊娠したことも別れも告げずに去ったヒロイン。ヒロインと付き合う前に妻だった女性に散々傷つけられ、殻にこもってたヒーローがヒロインにさらに傷つけられたのが気の毒。ただ、父もヒーロー家族も二人の交際に反対してて、頼みのヒーローが心の内を全く見せてくれない状態だという当時の状況を考えると、踏ん張りきれなかったヒロインばかりを責められない気もした。ヒーローの方が大分年上みたいだから、彼女の追いつめられた気持ちにも気付く余裕はないとねぇ。ヒーローの心理描写が○2010/07/11
MOMO
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精神的に幼い嬢ちゃんが、恋して妊娠して逃げ出して、傷ついた相手の心の傷に、塩塗りこめるような真似した挙句に、自分達の入る場所が彼の心に残ってるかを心配するなんザぁ、あつかましいにもほどがある!!2009/02/22