内容説明
伊達家の大番士の子息・大内俊助は、江戸で儒教を究めて身を立てようと昌平坂学問所の門を敲く。全国から集った俊秀たちと研鑽を積むものの、黒船が来航して世情が騒がしくなるにつれ学問に身が入らなくなる。明治へと時代の歯車が大きく動いていく中で、数奇な人生を歩んだ名もなき若侍を描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hironobu
5
さすが江戸時代の経済学者、佐藤雅美さん。勉強になるし、おもしろい。大内俊助の、思い通りにならない人生を通して、江戸時代の経済、庶民の生活がよく見えてくる。将来に希望持ち、勉学のため仙台から江戸にやって来た大内俊助。挫折していく若者が主役。2016/12/08
山内正
3
仙台から昌平坂学問所に儒学を学び 将来を夢見る大内俊助が世の中が 不景気な事で変わり掛けてるらしい 奢侈禁止や株仲間の廃止で生きにくい仲間達は別々な道に行く中 居候の家が立退きに国から様子を貰うから離縁すると手紙が届く 女の縁で所帯を持ち働く事になる そんな中黒船が来たと世間が騒ぎ 滞在中の賄いに雇われ そのまま横浜に停泊しやがて アメリカへ勝海舟らと渡航する事に 俊助は木村摂津守から今までの 思い違いど夢を持つ事を知らされる 若い時の思いと受け入れに ふと振り返る。2018/07/05
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