白泉社文庫 目隠しの国 3巻

著者名：筑波さくら【著】

白泉社（2015/11発売）

• ISBN：9784592886976

内容説明

触れた人の未来が見えるかなでと並木。逆に過去が見えるあろう。友人や家族にも敬遠されがちな力を持つ3人だが、それでも誰かの為に頑張る事をやめられない…温かな絆を描く青春ロマンス第3巻。(このコミックスには「【プチララ】目隠しの国　story17～24」の内容を収録しています。)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[エルバ]

1～3巻を読んで。過去や未来が見えるというのはとても便利なものだと普通なら思うだろう。実際自分もそう思っていた。だが、周りからはそう見えても、その能力を持つ人自身にしか分からないつらさや苦しみがあるということをこの本を読んで感じた。実際、自分たちが生きているこの世界でも、テレビで絶賛されるような、普通では考えられない能力を持つ人はいる。そのような人たちも、その人自身にしか分からない苦しみを抱えているのだろうかと、少し考えてしまった。

2014/04/12

[千蓮(ちれん)]

あろうくんにとって、並木くんにとって、かなでちゃんは心を正しい位置に戻してくれる存在なのかもしれない。未来や過去が「見える」ことで、ひっそり傷ついてきた2人を、大丈夫だよと優しく包み込むような。あろうくんが水の記憶を辿ってかなでちゃんを探し出すシーンがとても素敵でした。三人の関係がとても好きだけど並木くんにも報われてほしくて、かなでちゃんが2人いたらいいのにー！と思う笑、並木くんの弟くん登場、彼の様子からするに並木くんのこと本当は大好きなのね、よかった、はやく和解出来ますように。わんこ名前決定おめでとう♡

2016/02/05

[立花真幸]

★★★★