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内容説明
「ランチェスター戦略」が再びブームを迎えている。その理由は、ソフトバンクの孫正義やエイチ・アイ・エスの澤田秀雄などの名経営者たちが、「ランチェスター戦略に学んで成長してきた」と公言しはじめたことと、米国流・経営戦略論がリーマンショック以降、輝きを失ってきたからだ。
そもそもランチェスター戦略とは、高度成長期に松下幸之助など、後の日本を代表する企業家たちに熱烈に支持された日本発の競争戦略論である。提唱者のひとり田岡信夫の著書は当時、累計500万部を超え、空前のブームをつくった。
本書は、ランチェスター戦略学会設立記念出版として、故・田岡信夫の「ランチェスター戦略」シリーズをベースに据え、欧米流の戦略論とは一線を画したビジネスに勝つ思考法を紹介している。田岡信夫の遺稿「他社に勝つセールス」も一部収録されている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
86
★★☆☆☆ ランチェスター軍事法則をマーケティングに応用した戦略書。読みづらく、すっきりと頭に入ってこない。ランチェスター戦略は、半世紀ほど前の理論であり、古さが否めないし、各論は他者の理論の受け売りで中身がない印象。先発弱者の悲劇を回避するための戦略だったり、資金力などの経営資源に劣る企業を対象とした商品戦略論であるため、応用できる範囲が狭すぎる。提唱者の本ではないからかも知れないが、軍事理論を無理やりこじつけた感じがしてならない。 2019/01/12
手押し戦車
13
先勝後戦でまずは勝って社員を育て続けて本当の勝利を掴み競争に強い体質に変える。組織で計画を事前に立て実行しても予期せぬ脅威や機会が生じた場合計画ではなく現実と向き合い躊躇せず計画を修正して行く。先に小さな地域で得意先と受注率を圧倒的に取りダントツになり次にサービスや商品もナンバーワンにして行くことで段々と地域を広げて大手に負けない戦いが出来る。大手は商品をナンバーワンにしてから大まかな地域を狙い、分散して顧客密着度が弱点になる。顧客と密着する事で強い土台を作り、大手の拡大分散の強みを中和して行く。2015/01/21
かつ
7
上司からの課題図書。なぜ推されたのか読んで理解。2013/09/29
スクワッター
3
★★★☆☆ 少ないパイを取り合う世界で、どう戦うのかの話。そもそも少ないパイを取り合わない業界で働きたいなあ2023/12/29
mocyuto
3
面白かった。 どんなに創造的なプロダクトを作っても後発にシェアを取られればその事業では勝てなくなる。 GoogleもFacebookも後発組であるし、なるほど納得の話だった。 本書でも述べられていたが、シェアの分母を決めるのは確かに難しいよなぁと感じた。 ちゃんと各個撃破になっているのかただの分散攻撃になっているのかの判断も難しいが、なかなか考えさせられる本だった。 最後の遺稿は特に面白い2018/12/18
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