内容説明
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明治29年、旧暦5月5日。端午の節句で家族が集い幸せな時間を過ごす中、三陸地方を大津波が襲った。その被害録の凄まじさ・非情な生と死のドラマに衝撃を受けた小学校教師の視点で、不可避な天災から未来を守る道を模索する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
154
作品の中核を成すのは「海嘯被害録」を物語化したものなのだが、当時(明治29-1896年)それを取材した記者の塚本孝夫の記録を、後年(現在)の小学校教諭の橋本孝夫が見出すといった3重構造の形式をとる。では、何故このような形式をとったかといえば、おそらくは被災体験の継承を訴えるためであったかと思われる。また、実録ではなく、小説として描かれたのも同様の意図によるものかと思う。当該の「海嘯被害録」は、当時の写真技術では十分に伝えられないとの思いから絵師たち(氏名不詳)が、浮世絵のスタイルで生々しく描いた(表紙)⇒2026/06/01
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