角川文庫<br> 記念写真

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角川文庫
記念写真

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2014/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043870080

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内容説明

荒んだ心を抱えた十六歳の高校生・弓子。彼女が海が見える展望台で出会った、絵に描いたような幸福家族の思いがけない”秘密”とは――。表題作を含む十編を収録したオリジナル短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

83
10の作品からなる短編集。それぞれに読みやすく、哀愁漂うものからホラーまであり、なかなかに楽しめた。掴みが上手いし終わり方にも妙な味わいがある。2017/08/01

キンモクセイ

52
赤川さんの文章はとても読みやすい。「記念写真」タイトルから想像するとほっこり系かと思ったら、そっちだったのか。「窓越しの雪」で出会った女性の彼に目が離せなくなったのは、あの場所で老紳士との出会いも最後まで読むと、あぁ、そうなるのか。「十代最後の日」は、「世にも奇妙な〜」のドラマになりそう。守れると信じていたのに実は...どれもぞくっとさせるか何となくいやな感じを残す読後感だったけど、それが却って面白い。2019/09/07

coco夏ko10角

41
10の作品収録の短編集。著者他の短編集と比べるとブラックなオチやホラーが多め。 表題『記念写真』がよかった。『影の行方』話はすごく印象に残るんだけど、ラストの解釈に迷う…。『十代最後の日』終盤の展開にゾクリ。2016/02/06

まる

31
ほんのり切ない話やぞくりとするような不思議な話などの短編集。サスペンス風の「影の行方」はこのあとどうなるんだろうとドキドキしながら読み進めましたが、結局最後はどういうことだったんだろう? と。一番好きだったのは「窓越しの雪」。どういう結末なのか続きが気になり色々推理しながら読んでいましたが、ラストの切なさが胸に残るものでした。2015/02/08

あなご

28
カドフェス2014対象商品。背筋が凍るミステリーから、心にしみる人間ドラマまで、さまざまな味わいを持つ10の物語からなる短編集でした。一番心に残ったのは『笛』でした。読後すごく切ない気持ちになりました。2014/07/12

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