内容説明
自動車事故の巻き添えで、恋人を失った中井英郎。一周忌を終えても喪失感は癒えない。彼女の母親も同じ想いから、中井との付き合いを大切に続けていた。ある雪の日、恋人との甘美な想い出が刻み込まれたベッドで眠りにつこうとしているときに事は起こった。「明りを消して、英郎さん…」。疚しさに眼をつむり、亡き恋人の母との一瞬の交情を描いた「雪の夜」ほか、死とエロティシズムが交錯する濃密な8篇の寓話。官能小説の第一人者が描く、静謐のなかのエロス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねぎまぐろ
1
★★★2024/11/30
ひゅうひゅう
0
初めて読んだ作家さん。内容はふわふわしていてあまりよくわからないが、読みやすいのですぐに読み終わった。普段読まない人の本を、と思い読んでみたが、ほかのに手を出す可能性は低いかも。2017/08/06
真時
0
☆ どうしても好きになれなかった。古本屋さん行き。2008/12/10
triple_port
0
勝目梓を読み始めたのは、「血の狩人」に嵌まってしまったから。以来、30年以上愛読してたつもりが、この作品を読んでなかった。解説で寺田氏が評している、静謐のなかの官能。まさにこの表現につきると思う。2022/08/01
lotta7
0
初読みの作家さん。先入観から、もっと官能小説寄りかと思いきや、ゆるいエロスの短編集でした。面白かった。2019/06/24