MFコミックス フラッパーシリーズ ますむら・ひろし 宮沢賢治選集 1 グスコーブドリの伝記

著者名：宮沢賢治/ますむらひろし

KADOKAWA（2015/03発売）

• ISBN：9784840122641

内容説明

天変地異による不作と飢饉に苦しむ農民達。飢饉により一家離散となったグスコーブドリは困難を乗り越え、火山局の技師となる。全ての人々の幸せを願い、飢饉を防ぐため彼が選んだ道とは？登場人物を猫に置き換えながらも宮沢賢治の世界を忠実に漫画で描き宮沢賢治学会よりイーハトーブ賞を授与された珠玉の作品をお届けします。◆収録作品◆グスコーブドリの伝記・猫の事務所・どんぐりと山猫・カイロ団長

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[リコリス]

グスコーブドリの伝記はブドリの前向きにひたむきに生きる姿が宮沢賢治らしく最後は涙が溢れた。「すべてのあらゆるいきものはみんな気のいいかあいそうなものである。けっして憎んではならん」どの物語も彼の信念と愛情を感じられる

2016/09/26

[ももぞう]

読まず嫌いしてたんですけど面白かった！グスコーブドリの伝記が1番面白かったので文庫でも読んでみたいかも。映画化もされている様なので予告動画を見たらちょっとイメージより派手でした、でも見てみたいな。

2016/08/25

[ぐっちー]

原作の味わいをそのままに、かわいいネコキャラでミヤケンの世界に浸る。ブドリの話しは胸に痛みと、一滴の希望が感じられる。賢治という人は自分が書いてる登場人物の哀しみに、自ら胸を痛めていたような、深い深い寂しさがある。

2012/04/24

[臨床心理士 いるかくん]

後半が映画とはちがう。賢治ワールドにひたるのもよいと思います。

2012/07/17

[べりょうすか]

さすがにカイロ団長はカエルだった。やっぱりかわいい。かま猫のはなしはえー、そんな終わりですか。

2012/06/01