内容説明
「たとえどのような御方からの下され物であれ、茶碗は茶碗ではないか…」体面ばかりが重んじられる、武家勤めに不満を持っていた美濃恵那藩士朽木三四郎は、藩主、長山影綱の催した茶会で、神君徳川家康公から、下賜された茶碗が割れていた罪を自ら負い、藩を離れた。そして、日光街道、水戸街道への江戸から最初の宿場である。千住宿にやって来た。新たに寺子屋を始めた朽木は、縄暖簾『小春』のおはるや娘おさと、そこに集う岡っ引の治平、新吉親子らの人情あふれる市井での生活に、本当の人生を感じ始めていた。そんなある日、教え子が水死体となって発見されるという事件が起こった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
44
体面ばかりが重んじられる武家勤め、茶碗一つ割れただけで切腹もの。そんな職場今の世の中じゃ通用しない。江戸時代の武士も大変です。まぁそこを飛び出した朽木三四郎氏。千住宿で寺子屋の師匠を始めました。それこそ♪料理は美味いしネェチャンは綺麗だ~♪。最初は十手持ちの治平に胡散臭い奴と思われたがそのうち二人で悪漢退治。うんうん!いいですねぇ2022/06/05
ひ ろ
21
★★★☆☆ 久しぶりの早見俊。ちょいとおっとりした主人公が早見さんらしい小説。 読みやすくてたちまち読了。2022/10/04
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