内容説明
火消しだった新太郎と元相撲取りの尚平は、深川で暮らす息のあった駕籠舁き。新太郎は、相肩・尚平とおゆきの仲が進展しないことを心配していた。その矢先、おゆきが何者かにかどわかされてしまう。二人はおゆきを救えるのか!?若い駕籠舁きの友情とほのかな恋を描く、好評シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tengen
29
深川駕篭シリーズ第2弾。進展しないおゆきと尚平に悶々とする新太郎。読んでるこちらも悶々する。☆篠田屋から出火、火は小網町に向かっている。そこには新太郎の実家である杉浦屋があった。勘当された身だが新太郎は現場へ駆ける。☆二人は飯屋で材木屋丸木屋を狙う策略を小耳にはさむ。丸木屋の用心棒を務める芳三郎一家と材木置き場で網を張る。☆浅草寺仲見世に足を運んだおゆきと尚平だが口論になってしまう。その帰りにおゆきは何者かにさらわれる。心の中で口論を後悔する二人。誘拐の犯人とその目的は?☆彡紅蓮退治/紺かすり/お神酒徳利2024/06/17
コージー
16
新太郎にも気になる女性さくらが現れた。そして尚平とおゆきの恋の行方は?ますます面白くなっていきますね。一力さんの作品読むたびに、信念を持って真っ直ぐに生きていきたい、と思う。2015/10/01
シュラフ
13
江戸深川の駕籠かきである新太郎と尚平の友情の物語。新太郎は尚平の恋の行方を心から心配し、尚平は新太郎のことを常に案じる。お互いに打算というものがない無欲の交わりの様子が美しく、"男の友情っていいね"と思わせてくれる。物語の脇を固める登場人物たちもよい。小うるさいが人情家である長屋の大家である木兵衛、賭場の貸元の芳三郎、新太郎と尚平が思いを寄せる おゆき と さくら もよい。2014/06/28
藤枝梅安
10
深川の駕籠かきコンビ、新太郎と尚平のシリーズ。今回は、新太郎が「二日間は怒らない」と深川不動に願掛けをしたところから物語が始まる。尚平とおゆきを添わせたい、それが新太郎の願いだった。その願いを知ってか知らずか、尚平とおゆきは相変わらずのじれったい関係を続けている。ある事件が発端で、新太郎の願掛けは失敗に終わる。その事件を探るうち、さらに奥深い事件に巻き込まれていく新太郎・尚平・おゆき。今回も貸元・今戸の芳三郎と代貸の源七の力添えを得て、難事件を解決していく爽やかな二人の男の物語である。2009/07/29
ひらちゃん
7
深川駕籠かきシリーズ2作目。新太郎と尚平の友情も相変わらず。おゆきと尚平のなりゆきももどかしい。さりげなく応援してる新太郎もいいなぁ。2015/01/10
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