内容説明
京の町衆の家に生まれ育ち、当代きっての文人学者として、東西文学を自在に往還し続ける著者が、随筆史上、最大の古典『徒然草』を読み解く――。鎌倉時代末の乱世を出家遁世し、歌人であることを隠れ蓑に、反時代的に生きた兼好のざわめく心、色好み、もののあはれ、無常の世の処し方、有職故実の世界への思いなど、その人間性の複雑さと心の深層からの言葉を探る。兼好の筆触に迫る随筆仕立ての名著。
目次
1 歌と随筆
2 ざわめく心
3 色好み
4 櫛形の穴
5 牛、馬、犬
6 月、花、祭、継子立て
7 正気、狂気
8 故郷の扇
9 兼好塚
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