内容説明
BE-PALの人気連載「おんなひとりの鉄道旅」の文庫版を電子化!
旅と鉄道を愛するフォトライターが、全国の様々な線路と旅をした。女性鉄道愛好者“鉄子”ブームの先駆けが訪れた名路線を最新のデータと共にカラーで収録。東日本編と西日本編の2冊同時発売。2002年に『BE-PAL』誌上で始まった連載「おんなひとりの鉄道旅」をまとめ、地域別に再編集。取材後に廃線となったちほく高原鉄道や、寝台特急あさかぜなどの貴重なレポートはそのままに、運航中路線のデータ部分は、2008年6月のものになっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
43
鉄道の旅紀行でした。 今までの矢野さんの本は、紀行というよりは案内という形式だったので、やはり紀行文の方が読みやすかったです。 銚子で大型台風の直撃を受けた時に、初めての経験との事、北海道では台風が来ない? ちょっと気になりました。 また、鉄道の「鉄」の字について、北海道旅客鉃道株式会社の「鉃」は、金を失う「鉄」を避け、祈りを込めて「鉃」の字を充てたとは、初めて知りました。 2015/07/07
saga
31
2002年からBE-PALに連載された鉄道エッセイ。列車内や駅でのポートレートに女性鉄道写真家の強みが生かされている。アウトドア雑誌の限られた誌面では、乗車した鉄道会社や路線の簡単な紹介しかできなかったようだ。わが故郷のローカル鉄道、銚子電鉄が紹介されていて嬉しいぞ!2018/01/30
asa
8
今BSで駅弁を食べまくるドラマが放送されている。原作漫画とは違った雰囲気で面白い(ゆったりしたドラマです)ちょっと列車で旅に出たいな~って思っていたときに見かけた本。思わず買ってしまいました。鉄道を愛している様子。一人旅で味わう人との出会いとか・・・良いな~♪2012/05/24
つちのこ
6
鉄道の旅をシャープな写真と女性らしい文章でまとめている。 著者はテレビのレポーター等でタレント活動をやっていたというだけあって、なかなかの美人。 鉄ヲタの代表選手・横見浩彦が提唱する“レールクィーン”に匹敵する華やかさと独自性を併せ持っている。 時代も変わったのだろうか。男たちの独断場だった鉄道の趣味世界にこうした女性が参入してくる。もはやオタクといえないくらい、メジャーな世界になっているのかもしれない。(2008.9記)2008/09/16
barcarola
5
2002〜2005年ごろの連載をまとめたもの。懐かしさを感じる程度にはいろいろと変わってしまったな……。2021/09/11