内容説明
お江戸はリサイクルが徹底した究極のエコ都市だった。子どもの躾は体罰によらず、言葉で立派に育て上げた。古着とレンタルを駆使したおしゃれ。徳川家康から庶民の間にまで大流行したガーデニング……。早寝早起き、よく働き、よく楽しむ。生活の基本に忠実に、しかし「なんとかなるさ」と日々を前向きに楽しんだ、お江戸の暮らしを一挙に紹介!
目次
第1章 お江戸のご近所づきあい(井戸端会議はいまも昔も女の社交場 江戸市中の大家の人数は約二万人 ほか)
第2章 お江戸は「もったいない」が基本(長屋の住人は早寝早起きが生活の基本 江戸の庶民は着物を何枚もっていたの? ほか)
第3章 子どもはお江戸の宝物(すでに胎教にも熱心だった江戸の親たち 出産はご近所総出の一大イベント ほか)
第4章 お江戸のグルメ事情(江戸の朝は納豆売りの声で始まる コンビニが長屋まで歩いてやってくる!? ほか)
第5章 お江戸の娯楽事情(江戸っ子は、なぜそんなに「ゆ」が好きだったの? 江戸時代の髪結い事情・おもしろエトセトラ ほか)
感想・レビュー
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おか
49
読んで 初めて知りました。色々な事が 江戸時代から ずーっと続いているんだなぁ と。例えば 幼児教育に最も大事なのは「表裏」「臆病」「傲慢傲慢」の三悪を排すること。泣きやまぬ子に『○○をあげよう』とその場かぎりの嘘をつくと『表裏』の元に、又言う事を聞かないからと、恐ろしい話をして脅かすと『臆病』の元に、さらに子供が気に入らないからと親が道理を曲げて知らぬ顔をすれば『傲慢』の元になる、、何て こんな事を江戸時代の人が考え実行していたなんて、、、笑 又 子育ての本質は『誠』の一字につきるとも、、、面白かった!2017/09/23