角川文庫<br> 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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角川文庫
愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

  • 著者名:打海文三
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043615056

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内容説明

応化16年、爆弾テロが激発している内戦下の首都圏で、規律ある精鋭部隊として名を馳せる孤児部隊の司令官に、佐々木海人は20歳にして任命された。教育を受ける機会を逃したまま、妹の恵と弟の隆を養うために軍隊に入り、やがて仲間とともに戦場で生きる決意を固めた。そして、ふと背後を振り返ると自分に忠誠を誓う3500人の孤児兵が隊列を組んでいたのだった――。『裸者と裸者』に続く、少年少女の一大叙事詩、第2弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

異世界西郷さん

20
九竜シティを敵対マフィアから解放し、着々と地盤固めを行う常陸軍。様々な火種を抱えつつも、選挙の準備や各組織との折衝に大忙しの海人の元に「黒い旅団」の孤児兵を率いる河野ちはやから親書が届いて……な、応化クロニクル第3弾。ひとつの強大な敵対勢力を倒すと、その残党が離合集散して以前よりさらに質の悪い存在になるのは、中東とかで聞いた話だなと思いながら読んでいました。今回は性的マイノリティの話が多かったのですが、差別撤廃を叫ぶ人々の言葉の端々から差別的な言葉が出てくるという矛盾は、実に人間らしく思えてきますね。2015/07/12

月をみるもの

11
黒い旅団のメッセンジャーである「女子学生」に固有名が与えられていないのはなぜなのだろうか? このあとに出てくる「死体屋」や「女の報道官」も同様。

よっしー

11
「愚者と愚者」上巻(野蛮な飢えた神々の叛乱)を読んだ。今回は海人率いる孤児部隊がメインなお話。武力勢力「我らの祖国」「黒い旅団」の性的差別に対する戦いが繰り広げられるが、海人配下の孤児部隊にも陰謀が。。海人の戦友である孤児部隊との友情や、相変わらず女性にモテる海人の行動に惹きつけられる。たくさんの武力勢力が出てきて混乱することもあるけど、この独特な世界観は魅力的。下巻に進みます。2013/03/21

じゅむろりん

8
双子の一人「桜子」が死んだ後の椿子は大丈夫か?と思うほど冷静で豪快でいつも通り。それがまた悲しいような・・・。海人もいつの間にか大佐になっていて堂々と敵と渡り合っている。でもやっぱり中身は少年のままです。この世界では女子が元気で圧倒されます。知的でエロチックで野蛮な少年少女の今後が楽しみで,ドンドン読んじゃいます。下巻へGO!2013/05/04

可憐咲き

8
★★★★★ 5点満点 自分の信念に基づき、裏切り行為を行う。どんな感じなんだろう・・・。あいつの最後は、何故か笑みを浮かべて逝ったのではないかと、推測する。続きが気になる。2013/02/02

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