富士見ファンタジア文庫 BLACK BLOOD BROTHERS9ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近

著者名：あざの耕平【著者】/草河遊也【イラスト】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784829132999

内容説明

「人と吸血鬼は共存することができると思いますか?」ミミコは問いかける。もしそうならば。手を取り合うことができるならば。いや、そんな未来が来ると信じるからこそ頑張れる。たとえひとりぼっちでも。明日はきっと、ひとりじゃないって信じてるから――。十年前の香港で。今このシンガポールで。再び蘇る赤き血と黒き血の戦い。特区ではリンスケやバドリック、そしてサユカが、絶望的な状況の中、戦いを続ける。そんな中カーサたち『九龍の血統』は遂にシンガポールに上陸。狙いは今や『乙女』として世界の要となったミミコ！　ミミコの危機にジローは間に合うのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

今回はタイトル通り黒蛇カーサが強襲回。過去編、本編で積み重ねてきたものを一気に纏めてきましたか。魔女モーガンの血統を束ねるアンヌとカーサの戦い。尾根崎の覚悟。特区ではサユカが奮闘。そしてジローは吸血鬼たちの会議へ乗り込みと急展開の連続に飲み込まれそうになりました。ジローの叫びが届き吸血鬼と人の共存へ向けて両者が動き出し決戦へ向けた準備は整ってきましたね。そろそろ終わりも近づいて気だけどどうなるのやら。

2014/10/09

[うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）]

ミミコ大ピンチ！暗殺できないならいっそのこと血族に迎えようとカーサたちがミミコへ接近する。ジローはミミコのピンチに間に合うか？サユカがどんどん逞しくなっていきますね～。★★★★

2010/05/12

[紅羽]

サユカさん、格好良いなぁ…。あの一件から随分強くなりました。そしてミミコも変わりました。相変わらずジローたちとは離れ離れですが、それが彼らを強くしているのかも。ラストまで残り二冊。このままの勢いで突き進んで欲しいです。

2013/07/03

[みどり]

ミミコピーンチ！の会。そしてワインちゃんのことも気になる～。毎回怒涛の展開だけど、まだケインとジローは現場復帰できないのかなぁ。

2017/04/21

[晦夢]

シンガポールのミミコにカーサたちが迫る。ジローの蚊帳の外感は拭えないが少しは活躍の場があったか、ようやく吸血鬼たちが重い腰を上げる。後2巻、ワインの秘密とは。

2014/03/01