内容説明
スペンスが営業を受け持ち、セイディは事務能力を発揮して、彼らは二人三脚で世界を股にかけた不動産開発に精を出している。そんなふたりに思いがけない難問が降りかかった。新たに投資するリゾートのオーナーが家族第一主義で、妻同伴でリゾートの視察に来てほしいというのだ。急いで偽装結婚をしようとしたスペンスは意外な事実を知った。実は四年前、失恋の反動からラスヴェガスでセイディと結婚し、翌日離婚を申請したのに、それが成立していなかったのだ。むしろ好都合じゃないか。セイディを妻として連れていけばいい。軽く考えたスペンスは、手ひどいしっぺ返しを受けることに……。★先月刊「灼熱の恋の終わりに」(R-2289)で重要な役を果たしたスペンスが今月のヒーローです。幼なじみで気の置けない間柄だったはずのセイディとの仲が意外な方向に発展。テンポのよいストーリー展開が楽しい一編です。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サティーシャ
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幼馴染で社長とアシスタント。実は四年前、失恋の反動からラスヴェガスで二人は結婚し、翌日離婚を申請したが成立していなかった。新たに投資するリゾートのオーナーが家族第一主義で、妻同伴でのリゾートの視察に二人で行くが・・・虐待して育ち子供を持たないと決めているヒーローと一途なヒロイン。2016/09/18
こえん
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両親に虐待され育ったため、子供を持たないと決めてるヒーローと、そんなヒーローが不動産会社を大きくしていくのを事務面でサポートしてる幼馴染みヒロイン。四年前、婚約者に振られたヒーローが勢いでヒロインと結婚したけど、離婚手続きが終わってなかったと判明して…という展開。ヒロイン兄貴が、かつていらないことを言ってなかったら、もっと早くヒロインの想いは報われてたのかも…というお話。ヒーローのおバカさんぶりがなかなかだった。2010/06/01