内容説明
切っ先から光輪を発するという謎の剣客による道場破りが千坂道場を戦々恐々とさせていた矢先、二件目の包丁人殺しが発生。犠牲者が道場に通う彦四郎の生家「華村」の男であったことから、門弟の動揺は極みに達する。事件の真相を追う千坂藤兵衛。その探索は華村の将来、愛娘の恋路をも左右しかねない試練の連続となった。人気シリーズ、第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へたれのけい
3
円月殺法をも上回る必殺剣の登場じゃ2023/06/02
まさみつ
2
道場破りの噂が流れる千坂道場。一方で彦四郎の実家である料理屋には、以前料理人だった男が娘を連れてたずねてくる。それは乗っ取り工作の皮切りだった・・・というお話。ライバル(ではないが)登場に揺れ動いてしまう里美君。第一巻に比べれば娘っぽくなったのう、と思わず藤兵衛目線になってしまう。娘を案ずる藤兵衛の不器用な振る舞いもほほえましい。ま、雨降って何とやらということで。2010/08/11
さらちゃん
0
まあ、こうなるよね、って感じ。 同心より頭が切れる道場主もなあ。 星二つ2016/04/09
あき
0
料理屋の乗っ取りで人殺しまでするかなあ?って気がしないでもない。まあ娘もメンヘラっぽいし、父親もサイコパス気質だったんだろう。里美と彦四郎の仲が進展。剣豪もひとり娘のことになると普通の父親なのが微笑ましい。2020/09/14