内容説明
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ボロブドゥールやバリ島の遺跡を訪ね、ヨーロッパの都市や江戸時代の町を考察し、ジャワ島中部地震の現場に駆けつけて復興に尽力し、阪神・淡路大震災の経験をこれからの町づくりに生かす。人間と風景の真の関わりを追及した書。
目次
第1部 風景は移ろい、都市は遺跡化しうる(埋もれた遺跡 変化する風景とその記憶 復興と文化の持続)
第2部 震災からの復興と景観(阪神・淡路大震災からの復興と景観 生活風景を見失うとき 復興景観にみる断絶と継承 風景を取り戻すために)
第3部 移りゆく風景をつなぐ(人間と風景の真の関わり 風景を織りなすよりどころ 変化を織り込む 風景のおもむきを求めて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずら
1
阪神淡路大震災で被災した神戸。かつての「その町らしさ」を取り戻すにはどうすればいいのか。災害と景観について論じた本。普段景観には興味がなく、「家はきれいで住めればいい」くらいに考えている私でも、著者二人が真剣に失われゆく町の姿を案じているのには心が打たれました。災害では命や財産が奪われるだけではなく、人々の心の中にある故郷のイメージも消してしまうのですね。世代交代によって町が変わっていくのはどうしようもないことですが、住民や建築業者がどんな町を作りたいのかビジョンを持つことが重要なのだと思いました。2014/09/20
makoto sakaguchi
0
鳴海先生著の本。阪神淡路大震災後の復興を風景という点で主に述べられている。ゆっくりと変化するはずの風景が震災により失われ、復興により急速に書き換えられていく。今回の東日本大震災や学会コンペにも通じる興味深い内容であった。2012/05/15
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