日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本

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日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本

  • 著者名:島崎晋/日本博学倶楽部
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2011/08発売)
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  • ISBN:9784569670508
  • NDC分類:210.3

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内容説明

日本というこの国は、どのようにして生まれたのか? この疑問の答えを教科書に求めても、得心のいく回答を得ることは難しいだろう。なぜなら教科書では、邪馬台国の卑弥呼が魏に遣いを送ったかと思えば、わが国初の統一政権・大和朝廷が成立した、というように、大雑把な記述に止まっているからだ。いや、日本誕生の経緯は現代においても謎に包まれている部分が多く、詳述しようにも出来ないというのが事実なのである。しかし、日本誕生の手がかりがまったくないわけではない。それは神話時代と有史時代をつなぐ『古事記』と『日本書紀』である。この二つの書物に、教科書では教えてくれない「史実」が隠されているかもしれないのだ。本書は、原文読解が難しい「記紀」の要点を平易に解説。「天地の始まり」から「日本創生」までを簡潔に理解出来るようにまとめた一冊なのである。常識として知っておきたい「記紀」の入門書としても最適だ。。

目次

序章 実を定めて、後葉に伝えん 『古事記』『日本書紀』とは何か?
第1章 あなにやし、えをとめを 日本国土を司る神々の営み
第2章 その国を作り堅めよ 出雲の大神による国土開発
第3章 故、此地は甚吉きところ 大和を征した天孫の系譜
第4章 天の下平らぎ、人民栄えなむ 勢力を広げる三輪の王者
第5章 倭は国のまほろば 英雄たちの遠征物語
第6章 国中けぶり発たず 国を富ませた河内の聖帝
第7章 人、天皇を取りつ 武勇の天皇を生んだ大和の動乱
第8章 帝紀および本辞、すでに正実に違ひ 「記紀」を紡いだ人と歴史の時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミスターテリ―(飛雲)

33
古事記と日本書紀をベースに、日本の成り立ちから律令国家の完成までわかりやすく解説。イザナキ、イザナミの国造り、アマテラスが天岩戸に隠れたとか、高千穂に最初の神が舞い降りたり、稲葉の白ウサギの話など断片的には知ってはいたが、こんなにも時系列に沿った史実とは知らなかった。それに「古事記」が全体の3分の1が神話で構成され「日本書紀」は事象を中心に持統天皇までを描いているという、基本的なことまでも理解していなかった。日本の成り立ちがかこんなにもおもしろい物語であったとは、あらためて日本書紀に挑戦してみようと思う。2023/07/17

yamatoshiuruhashi

21
記紀と称される二冊の相似点と相違点を解説しながら神話の背景と史実に迫る本。読みやすく理解しやすい。久しぶりに古事記に触れた。楽しかった。2017/12/29

mazda

16
すべての神を覚えると言うのは無理だけど、イザナキ、イザナミ、アマテラス、神武天皇くらいのところはさらっと言えるようになりたいと思う。推古天皇は初の女性天皇だと言われているけど、他に候補者がいながら、その人たちよりも実力的に優れていたから天皇になったとされる。仁徳天皇は人柄がよいことで知られているが、反面女性の話も多いとのこと…。天皇と一口に言っても、いろんな人がいたんだな、ということがわかった。古事記にまつわる話をもう少しきちんと勉強したら、いざ伊勢神宮に参拝したいと思う。2014/01/13

はかり

13
古代の神々の名前は馴染みにくい。権謀術策の極みと言える王家の争い、そして色欲。解説は基本的なものばかりだが、覚えにくい。2017/02/02

白義

3
天地創成から律令国家の完成まで、記紀のダイジェストと登場人物辞典を並行しつつ簡潔に解説したシンプルな入門書。神話と古代史と並べるだけあって日本書紀が終わった後も、最低限の日本古代史が語られているのがポイント。一項目につきだいたい見開き二ページずつでサクサク読める2012/03/27

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