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内容説明
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庭や公園、森などにいる、見た目はごく普通のムシたち。しかしその中には、温暖化によって初めて見られるようになった蝶や青酸毒を持つガ、水陸両用のイモムシなど、観察すれば魅力たっぷりのムシたちが数多く存在する。そんなムシたちの生態をまとめて大公開。
ファーブル昆虫記は、ごく身近にいるムシを愛情を込めて観察したからこそ、偉大なる観察記録になりえた。同じように、愛情を込めてムシたちを観察することは、誰にでもできること。そしてじっくりと観察すれば、そこにはいままで見えなかったムシたちの驚くべき生態がわかってくる。
本書では、日ごろからムシにたゆまぬ愛情を注ぐ著者が、自分で撮影した写真を交えながら、ムシたちのおどろくべき生態を100集めて解説。どこにでもいるチョウ、どこにでもいるガ、どこにでもいるアリたちが織り成す摩訶不思議な世界を、本書でぜひ体験してもらいたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Musicianwren
1
「お花畑を飛ぶモンシロチョウ。 あのヨチヨチ飛行で日本海を渡ってきたとはどうにも信じ難いが、困ったことに、漁船によって海を渡る姿が目撃されている。」 注意し、少し警戒しながら読まなければならないですが、ユーモアがあり、インスピレーションや新しい知識があったりします。 なんと言っても虫くんが主人公です。 『……そうして泥水の中にまで、昆虫はわれわれを 呼び、自分の値打ちをつよく信じてあえて訊くのだ。何ゆえ軽蔑するのかと。』 小ラシーヌ
ささ
1
すっごいおもしろく、ムシ達の生態を学べたけど、著者のおっさんが品がない比喩表現を多用し、幼虫は写真ではなく絵にて紹介されている事が多かったところがマイナス。2012/09/01
才谷
0
種類も多ければその特徴もすごい、小さな体だけどケタ違いの性能に驚きの数々。 呼吸効率が人間の30万倍とあるのでそういったところが原動力となっているんだろうか。2016/08/27
15ji19hunn
0
内容は面白かったが、全体的にもう少し詳しく科学的に書いてほしかった。あと表現の仕方も分かりにくいところがあり微妙。2014/12/10
てっしー
0
正確な記述が要求される科学系新書においてあえて文学的(?)な表現を好んで多用しています。アブラムシをビフテキと呼んだりとか。それに耐えられれば、面白いかと。2011/08/29