内容説明
エミリーは十六歳のとき、セバスチャン・ホークリッジ卿と婚約した。幼いころから憧れていたハンサムなセバスチャンとの婚約――エミリーは幸せの絶頂にいるはずだった。ところが、ある日彼が従妹のキャロラインと話しているのをもれ聞き、その内容を知ったエミリーは愕然とした。彼が本当に愛しているのは、私ではなくキャロラインなのね……。それから五年がたち、エミリーの周囲で起きた盗難事件をきっかけに、再会したセバスチャンはすっかり道楽者の雰囲気を漂わせていた。今さら、こんな遊び人になど興味はないわ。だが、冷淡にあしらおうとしたエミリーに、彼は意外な提案をした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
29
幼馴染みで、婚約までしていた2人だが、誤解が重なって解消し5年が経った。祖父と暮らしていたエミリーは親友の屋敷での夜会に出席し、セバスチャンと再会。ずっとエミリーを想っていたセバスチャンは、強盗に命を奪われた親友の仇をとる為の作戦として再び婚約を持ちかける。エミリーがセバスチャンの事を思って、事件解決へと暴走したり、目の前に色んなヒントが転がっているのに気がつかなかったりと、かえって足を引っ張っているのはご愛嬌。もともとお互いを思っての勘違いで別れいてたが、偽装の裏で昔のままの気持ちでいた2人にジレジレ。2020/07/07
ぽしょ
1
昔馴染みなだけに、ヒーローにやすやすと感情を読まれてしまうヒロイン。二人の関係性が好み。アン・アシュリーにしては、ヒロインが完璧すぎずほどよく抜けているのもかわいい。2015/03/27
erie
1
婚約者に別に愛する人いると知って婚約を解消したヒロイン。なぜかヒーローは独身のままで、五年後に再会したふたりは協力して宝石泥棒を追跡。勝手な思い込みで暴走するヒロインでした。ストーリーそのものは好きな話でした。2009/08/13
葉月
0
C2010/12/09
くろうさぎ
0
ヒロインはと~~~ってもヒーローを愛しているようですが、なかば妄想的な思いに囚われて自分のくびを閉めてるようですね。現実を知った時のヒロインの一言が・・・(笑)2010/11/21