内容説明
ベルは朝のテレビ番組の人気司会者として活躍中。そのうえ私生活では億万長者の妻となれば、人々の羨望の的だった。なのに、ベルはいつもむなしさを感じていた。私は本当の自分を巧妙に隠し、作られた人生を演じているだけ。夫のアイヴォにさえ、真実を話すことができずにいる。そもそも、彼との結婚生活に感情の入り込む余地などなかった。二人の結婚は、互いに望むもの――生活の保障とベッドの相手を手に入れるための取り引きにすぎなかったのだから。今さら愛が欲しいなどとどうして言えるだろう?だからベルは自分にできる唯一のこと――別れを切り出した。★ヒマラヤで親友となった三人の女性の物語を連続刊行いたします。過酷な地で誰にも言えなかった秘密を分かち合った三人は、帰国後、それぞれに新たな人生の一歩を踏み出す決意を固めて……。来月はバーバラ・ハネイがシモーネの物語をお届けします。乞うご期待!★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
6
シリーズものの1作目。億万長者の妻として完璧な存在であろうとしてきたテレビ番組の人気司会者のヒロイン。ヒロインとヒーローの関係、ヒロインと異母妹、ヒーロー妹とちょっと詰め込みすぎな気もした。ヒーローのヘタレなんだけどヒロインにメロメロなところがわりとお気に入りなので夫婦再生に焦点を当ててほしかったかな?前半と後半でヒーローのイメージが大分違う。2018/02/27
びわ
1
ヒーロー弱っ。後半頑張ったけどさあ。なんかあまり魅力を感じられなかった…。ヒロインは良かったんだけどなあ。あとヒーロー妹のスピンがあるみたいだけど、この話で全く好感が持てなかったから、多分読まないだろうな。リズフィールディングわりとすきなんだけど、これはハズレだった。家族再生なら、一組に絞ってほしかったわ2013/09/26