内容説明
「もし生きていたら、30年後のクリスマスに会いましょう。必ずよ」、それが彼女の別れの言葉だった。「ずっと憶えている」「そうしましょうよ」――人生は孤独に耐える修練かもしれない。淋しさは突然さざ波のように心の中を走る。その波が通りすぎるのを待ち、また恐る恐る歩きだす。噛みしめるほどに味わいが深まっていく文学の言葉で綴られる胸底に響く物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にな
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久々の再読。学生の頃に講義でいらしたときの本。その時は、苦手…というか嫌いな部類の本だったが、読み返してみると苦手くらいかなと(笑) 課題未提出だったけれど、未だに「あの人」の心境はわからない。勝手に想像してはいけない不思議な感じのする本だと思う。 2014/06/03
遠い日
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080623【読書ノート/ひとことメモ】佐藤氏らしからぬ甘やかな作品。2008/06/23
moo
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初恋?に似た感覚なのかな? そんなに熱い思いもあるのですね。2012/09/16
qnnqnn
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最後が、消化不良でした。初めて読んだ作家ですが、う~ん。。。。描きたかった孤独に物足りなさを感じてしまいました。「彼女」への描写が私には弱い。2011/07/28
トムヤムクン
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再読!!2009/08/24