幻冬舎文庫<br> 淋しがり

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幻冬舎文庫
淋しがり

  • 著者名:藤堂志津子【著】
  • 価格 ¥477(本体¥434)
  • 幻冬舎(2014/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344410862

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内容説明

思い出だけで生きてゆける。豊潤な思い出さえあれば。「私」は自分がとてもあやふやな存在に思われてくることがある。思い出をたくさんコレクションするために恋人をつくるのだろうか。あるいは恋のはかなさを知りつくしたために、思い出を保存しておこうと考えはじめたのか。結婚を選ばず恋に生きる7人の女性の記憶の宝箱。恋愛小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

31
わあ〜もう少し独身を楽しんでも良かったんじゃないのか?!って思わせるような偏屈だけど素敵な恋愛集…2020/10/20

アコ

26
6篇収録の短篇集。毎日暇すぎて手当たり次第小説を手にしていた中高時代に「大人すぎるわ!」と感じた藤堂さんを30代のいま「そろそろよかろう」と短篇集+表紙借り。…すんなり適応できているその月日にしんみり。恋愛系なのでさらりと通勤電車内で読了。どこか唯川恵チック。(雑な言い方なのは承知で。)すこぶる読みやすいけれど読了後たった2日でほぼ残っていない。うーん。でも疲れきった就業後に読む分には適切な小説なのかも、ってこれは褒め言葉。後半の篇ほどよかった。2015/02/25

新田新一

16
傑作短編集!これはお勧め。恋愛が主題になっているのですが、甘い話はなくて、口の中に苦さが広がるものばかり。ほとんどの登場人物が30歳以上だからかもしれません。 男性のことが辛辣に描写されており、読みながら苦笑い。例えば、「裏切り」には50代のナルシストで、女性に誠実でない男性が出てきます。女性はしたたかに描かれており、付き合っている男性に飽きたり、魅力を感じなくなったら、他の男にすぐ乗り換える人が描かれたりします。苦しみ傷つきながらも、人を愛することをやめない人間の業が赤裸々に描かれているのに脱帽です。2024/03/31

山内正

1
その日は空けといてと言われた 要子の部屋に五人の男達が集まった ワイン勧められベッドで寝そべって待つ 皆駆け込み寺と要子を思ってる 男が我慢してるからで疲れるんです 我儘でと互いの彼女の事を かつては我儘は敬遠された女が今では 三十六の要子は呆れる これからもあって貰えますかと五人が 全ての男とセックスしている 連絡取り合いプレゼントを用意した ランジェリーセットを三人で買いに 男達は心は要子に性欲は女に求めて 来年の誕生日に五人がいるのだろうか 何時でも来れるのなら結婚すると男達が 口を揃えた2024/04/18

ゆき

1
読みやすい短編集。読むというより、恋愛話を聞いている風な感じでした。最後の3作が割と好き。2011/12/13

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