ハーレクイン プリンセスの香り 古城の恋人たち ＩＩＩ

著者名：ロビン・ドナルド【著者名】/森島小百合【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596122568

内容説明

新発売の香水キャンペーンのビデオ撮影に臨んだモデルのヤコーバは、ダイヤモンドのティアラをつけ、深紅のドレスを身にまとっていた。ふいに、イリュリア公国のプリンス・マルコの姿が視界に飛び込んだ。複合企業を率いる彼は、多額の金をこの香水ＣＭにつぎこんでいる。だから撮影現場に立ち会うことにしたのだろうか？彼はワルツのシーンに不満を露わにし、ヤコーバの相手役を申し出た。ふたりの息はぴったりで、夢のように美しいシーンが実現する。ヤコーバは撮影中なのも忘れ、官能的な喜びが全身に蜜のように広がるのを感じた。ああ、でも彼に惹かれてはだめ。わたしの素性が彼に知れたら、恐ろしい復讐劇が起こるから！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hirara]

香水のCM撮影のために雇われたモデルのヤコーバはある国のプリンスに出会う。彼女にはプリンス・マルコを避けなければならない理由があったのだけれど、撮影の相手役が急病で代役をプリンスが申し出る。というわけでお互いに引かれていくわけですが、最初の撮影の何がダメだったのかしら？役者が病気だったから正式に取り直したの？私的な感情が大いに入っているような気がしましたが、後のマルコのそうではないような呟きもあったし、彼女にはもう少し抵抗してほしかったような。ロマンスとミステリーがからまってドキドキしました。

2016/10/18