講談社+α新書<br> 京都・同和「裏」行政 現役市会議員が見た「虚構」と「真実」

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講談社+α新書
京都・同和「裏」行政 現役市会議員が見た「虚構」と「真実」

  • 著者名:村山祥栄【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2014/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062724760

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内容説明

この実態を、あるがまま市民のみなさんにも見てもらったほうが手っ取り早いと、某局のテレビクルーを連れてまち美化事務所へ乗り込んだ。「議員調査権」を振りかざし、職員が勤務時間中に2階の休憩室でゲームに興じている姿を含め、問題ある実態をしっかりテレビカメラに収めようと、アポなしで事務所の裏口から突入した。ひどすぎる実態を知った以上、追及を止めるわけにはいかなかった。

目次

第1章 最年少新人議員が見た深き闇(古都・京都に隠されたタブー なにも決められない「政治」 ほか)
第2章 ゴミから始まった京都市職員不祥事問題(きっかけはゴミ袋有料化問題 市民の負担の前に自分が正せ! ほか)
第3章 終わらない「同和対策事業」(記憶に刻まれた「同和」 同和対策事業は本当に終わったか? ほか)
第4章 税金が垂れ流され続けるシステム(同和奨学金の驚くべき実態 奨学金が返済不要になるカラクリ ほか)
第5章 京都市は生まれ変われるか?(なぜ同和事業は混迷を極めるか 「お上」自身が責任を取れ! ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

251
私も住んでいた京都市でこんな事態が起きていたとは驚いた。そして著者の行動力に感服する次第。ゴミ袋有料の陰に不祥事があるとは知らなかった。2017/12/31

gtn

20
現在も厳しい財政状況にある京都市。その要因の一端に触れる。著者が京都の「裏キーワード」として、本書で取り上げるテーマと後二題を挙げているが、肌感覚で分かる。著者の政治信条の全てに与するものではないが、少なくとも汗をかいていることは理解。2022/07/16

雲をみるひと

12
当時京都市会議員だった作者の本。作者が政治家を志した経緯と政治家になるまでの道のり、新人無所属議員としての奮闘記、同和関連施策など京都市行政の問題提起などが書かれている。日本の地方行政の問題点が可視化される内容だが、扱っているのがタイムリーな話題なので、正直、読む時機を逸したという思いは拭えない。2020/09/30

アメヲトコ

9
2007年12月刊。著者は当時京都市議で、翌年2月の京都市長選出馬に向けて執筆したもの。前半は京都市職員の不祥事問題、後半は同対法失効後もなお続く同和行政の残存について、現地での体当たり調査を踏まえて問題提起しています。松下政経塾出身らしく、とにかく行政の無駄はカットせよ的な論調には同意しかねるところはありますが、一方で対策の利権化による不公正な運用は差別解消とは逆方向に向かうという指摘も理解できます。本書刊行後、市では同和行政の総点検が行われ、本書での処方箋のいくつかは実際に具体化しているようです。2018/09/29

reading

7
膨大な時間をかけて調べ上げてあり、その行動力には敬服する。 ただ本書のように進んでいくのかは疑問が残るが。2016/07/08

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