光文社古典新訳文庫<br> 赤と黒 〈下〉

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紙書籍版価格 ¥1,122
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光文社古典新訳文庫
赤と黒 〈下〉

  • 著者名:スタンダール/野崎歓
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 光文社(2013/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334751463

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内容説明

神学校を足がかりに、ジュリヤンの野心はさらに燃え上がる。パリの貴族ラ・モール侯爵の秘書となり、社交界の華である侯爵令嬢マチルドの心をも手に入れる。しかし野望が達成されようとしたそのとき、レナール夫人から届いた一通の手紙で、物語は衝撃の結末を迎える! 抑圧的な社会で激しく苦悩する魂の葛藤を描いた「情熱の文学」、ついに完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペグ

48
題名「赤と黒」とは、主人公が目指す対象?それとも性格?熱く燃え上がる情熱と冷めた目を持つジュリヤン ソレル。登場人物の複雑な心理が克明に描かれていて、とても魅力的な小説でした。下巻、最終章に向けての、全てを受け入れたジュリヤンの安寧した心とマチルドの狂気は圧巻です!2016/11/25

くまさん

34
 近代的な上流貴族の根強い自尊心や宗教的観念の色濃いこの物語になぜ、これほどまでに夢中になってしまうのか、それはおそらく青年ジュリヤンのみずみずしい若さと情熱による。退屈と名誉、そして幾重にも捻れた野心を支配するのは、他者のまなざしと気分ではないのか? その人でなければだめだという相手を、属性でも地位でもなく唯一無二の存在として愛することはそれほどまでに困難なことなのか? ジュリヤンとレナール夫人と令嬢マイルドのあいだで相互に交わされる感情の揺らぎと反転のなかで、文章そのものの魅力とともに多くを学んだ。2019/03/27

fseigojp

34
レナール夫人は自殺できない(カソリックのため)ので、贖罪司祭のすすめによる讒言を書いてジュリアンに殺されようとした? それと貴族の若い女と一緒になるのに嫉妬の感情も抱いた?  うーん。わからん。 ジュリアンは激情に駆られレナール夫人を殺そうとしたのだが、無事とわかって最愛の人はマチルドではなくレナール夫人だったと思い知る。 ジュリアンは階級社会を告発して断頭台へ。 レナール夫人は心痛から衰弱死。 結局わかりやすいのはマチルドくらい。 2015/11/04

MINA

32
BSあらすじで、BGMでJUJUの『この夜を止めてよ』が流れてたからほぼずっと読みながら頭の中に曲が流れてた(笑)図書館に光文社新訳の『赤と黒』が無かったのでわざわざ注文。やっぱりあらすじで知ってると読みやすい。名作を前にして恐縮ではあるけれど…体調悪いからか集中力衰えてくると、もはやジュリヤンとマチルドの駆け引きとか諸々皆、己の環境や出自等自分の役どころに酔ってるだけのように思えてならずひたすら苛々。けどジュリヤンの生き様や、ラストシーンは、結構好き。ただ、一体どうしてレナール夫人は死んだんだ?2016/07/01

シュラフ

26
上流階級の欺瞞を打ち破る階級闘争の書、といった小難しい解説もあるが、私は単純に男と女の物語として読んだ。男にとって女というのは、本当に不思議である。昨日は愛情に満ちた眼差しで見つめてくれたのに、今日になってみると不機嫌な顔をしてたりする。ひと晩で彼女になにがおこったのか。自分はなにか悪いことをしてしまったのか・・・うぶな男は真剣に悩む。だがそんなに悩む必要はない。レナール夫人やマチルド嬢のめまぐるしい豹変ぶりにみられるように、女というのはそういう生き物なのである。この小説は女の不思議を描いた名作に思える。2016/12/04

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