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内容説明
勉強を始めても三日坊主で終わってしまう、集中できない、記憶が苦手だ、などと悩む人も多い。しかし、それらは脳の特性をうまく活かさず勉強しているからである。本書では、脳科学の第一人者である著者が、脳の仕組みを活かした勉強法を開陳する。脳の「喜びの回路」が一度回れば、あとは雪ダルマ式に勉強の成果が上がるのである。著者は小学生~大学まで決して秀才だったわけでなかったが、脳を活かした勉強法を身につけ第一線の脳科学者になりえたのである。本書の内容例を挙げると、◎脳は何かを達成するたびにどんどん強くなる ◎「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える ◎「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる ◎集中力を養う「『鶴の恩返し』勉強法」 ◎「モダリティ」を駆使して効率的に記憶する ◎あなたも「強化学習」の回路を暴走させて、能力を開花させることができる等々。子どもに勉強を身につけさせたい親や資格試験を目指す社会人まで必読の一冊!
目次
第1講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き
第2講 「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える
第3講 「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる
第4講 茂木健一郎流「記憶術」
第5講 茂木健一郎の「読書のススメ」
第6講 脳のコンディションを把握しよう
第7講 自分を変える「一回性」に巡り会うには
第8講 偶有性がさらなる脳の発達を促す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
74
物事に興味を持つ事が大切です。色々な事を体験する事も重要です。「なんでだろう」という様な物事に対しての探究心を持って考察する。色々な情報に対し思索し想像する・・・マニュアル的な学習法や受験の為のテクニックを紹介し、入学試験や検定試験に合格する目的の為に行う勉強法の本を出す先生が多い中、本当に脳を使ってする勉強法を伝授する。脳味噌は真実に出会った時に大いに喜び、ドーパミンもあふれ出すと言う。そうすれば、結果的に必然的に試験にも合格するらしい。・・・本当でしょうか。新しい自分を開発しよう。・・・・ 2011/05/05
大地
34
【ドーパミンによる強化学習】【タイムプレッシャー】【瞬間集中法】によって学習効果が上がる。強制されるのではなく、学ぶことが楽しいと思える事を継続してする事が重要。学習の本質は『知のオープンエンド性の楽しさを知ること』まさにその通りだと感じました。なにごとにも好奇心を持ち、学習し続ける事が知価を高め、人生を豊かにしてくれる事がわかり、学習(特に読書)を楽しんでいきたいと思います。2014/03/30
やてつ
30
著者の小学生時代のエピソードは凡人ではないと感じさせられた。ただ勉強法は解りやすく書かれていて凡人の自分でも採り入れられそう。子供にも読ませてみよう。2014/03/19
みるみる
28
100の挑戦をして99は失敗するかもしれない。しかし99の失敗を楽しめるメンタリティがあれば人は大きく成長することができる。失敗した時に落ち込むだけでなく、その失敗をどう捉えることができるかがポイント。その時こそ成長の大きなチャンスであり数多くのやるべきことがあるタイミング。成功ばかりしてると脳はそれで満足するが逆に失敗を続けると現状ではダメだと脳が何かを求めて答えを探し、そこに空白ができる。すると脳がその空白を埋めようとして、その何かを一生懸命探そうとさまざまな手を尽くす。脳科学の入門書としてお勧め!2015/10/13
しおつう
26
勉強の仕方や記憶の仕方で参考になることもチラホラと…。いつやるんですか?今でしょというCMで名をあげた塾講師がいたが、これは勉強以外でも有効で、後から、明日からではなく、瞬間的に始める習慣を付けるのが良いとのこと。成功すると脳内ホルモンであるドーパミンが発生し、快楽を覚えるが、成功するかどうかわからない場合も発生するらしく、成る程ギャンブルにハマる人はこの作用も影響しているのかも。医者に聞いた話だが、喫煙時にもドーパミンとニコチンが結合することで習慣性が生まれるらしく、ドーパミンも一長一短と言える。2018/02/10