技術戦としての第二次世界大戦

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技術戦としての第二次世界大戦

  • 著者名:兵頭二十八/別宮暖朗
  • 価格 ¥630(本体¥573)
  • PHP研究所(2013/09発売)
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  • ISBN:9784569668109
  • NDC分類:559

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内容説明

戦前の日本軍のイメージとして、「精神主義」「白兵思想」がよく挙げられるが、果たして本当だろうか?技術力を軽視し、「明治に制定された38式歩兵銃をいつまでも使い続けた」という批判は今でも根強いものがある。しかしそれは当時、世界的に見ればごく普通のことで決して日本軍だけの珍しい例ではなく全くの誤解である。本書は、「第二次世界大戦での日本の軍事技術力はいかなるレベルにあったのか?」「戦争の敗因は一体どこにあったのか?」を、“技術戦”という新たな視点で説き明かした白熱の対談だ。戦車・飛行機・大砲・小銃・自動車など陸戦兵器を中心に、その性能や戦略、開発の背景を、主な対戦国である“米英中ソ”の4ヵ国と徹底比較していく。「誤解された38式歩兵銃」「手榴弾を愛した敵軍」「日本製戦車のセンス」「インパール作戦は『悪い見本』か?」など、激戦の意外な真実が見えてくる!『技術戦としての第二次大戦』を改題。

目次

第1章 蒋介石軍と日本軍(兵力差が圧倒的だった昭和十二年 塹壕戦 ほか)<br/>第2章 ソ連軍と日本軍(戦争以上に影響を与えた「紛争」 ノモンハン事件 ほか)<br/>第3章 アメリカ軍と日本軍(縮図となった「ガダルカナル」戦 航空基地の問題 ほか)<br/>第4章 英連邦軍と日本軍(インパール作戦は「悪い見本」か? 水陸両用作戦 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aminadab

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情報いろいろ。94式軽装甲車は7.92ミリ小銃弾でも正面を貫通できたとか、航空機用液冷エンジンはクランクシャフトが長くなるので当時の日本の工作機械では精度が不足していいものは作れなかったとか、日本のカノン砲は数百発撃ったらライフルが焼けついてしまって砲身交換が必要になるとか。まあ製造業自体が力不足だったというしかないですね。2015/04/22

りい

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兵器のデーターの解説本ではなく、兵器の開発思想の本。面白いと思うか、全く面白くないか、読者を選ぶと思う。2012/08/17

映画屋

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図書館本 2012/05/11

ミヤマ

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兵器そのものの比較を読みたかったら三野正洋氏の著作がおすすめ。これはどちらかというと各国の戦争に対する思想を類推しながら兵頭氏がいつもの調子で語る本。別宮氏の抑制とあわせて落ち着きがある構成になっている。2011/03/24

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