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内容説明
戦前の日本軍のイメージとして、「精神主義」「白兵思想」がよく挙げられるが、果たして本当だろうか?技術力を軽視し、「明治に制定された38式歩兵銃をいつまでも使い続けた」という批判は今でも根強いものがある。しかしそれは当時、世界的に見ればごく普通のことで決して日本軍だけの珍しい例ではなく全くの誤解である。本書は、「第二次世界大戦での日本の軍事技術力はいかなるレベルにあったのか?」「戦争の敗因は一体どこにあったのか?」を、“技術戦”という新たな視点で説き明かした白熱の対談だ。戦車・飛行機・大砲・小銃・自動車など陸戦兵器を中心に、その性能や戦略、開発の背景を、主な対戦国である“米英中ソ”の4ヵ国と徹底比較していく。「誤解された38式歩兵銃」「手榴弾を愛した敵軍」「日本製戦車のセンス」「インパール作戦は『悪い見本』か?」など、激戦の意外な真実が見えてくる!『技術戦としての第二次大戦』を改題。
目次
第1章 蒋介石軍と日本軍(兵力差が圧倒的だった昭和十二年 塹壕戦 ほか)<br/>第2章 ソ連軍と日本軍(戦争以上に影響を与えた「紛争」 ノモンハン事件 ほか)<br/>第3章 アメリカ軍と日本軍(縮図となった「ガダルカナル」戦 航空基地の問題 ほか)<br/>第4章 英連邦軍と日本軍(インパール作戦は「悪い見本」か? 水陸両用作戦 ほか)




