迷信と科学 - 科学新入門下

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迷信と科学 - 科学新入門下

  • 著者名:板倉聖宣
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 仮説社(2007/11発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784773502039
  • NDC分類:404

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内容説明

こんなに科学技術が発達した現代でも,血液型占いや星座占いなど,迷信に振り回される人はあとを絶ちません。迷信に振り回されるのは,ただその人たちが無知だからなのでしょうか? いいえ,そうとばかりも言えません。『科学新入門』待望の下巻は,科学と社会の関係,そして迷信の成り立ちに迫ります。
★★ もくじ ★★
第1話 迷信はどのようにして広まるか……丙午迷信の実例 迷信と民衆と科学と国家的権威/文明の進歩と丙午迷信/丙午の年に出生数はどれだけへったか/丙午迷信はどのようにして広がったか/迷信批判の意義/(第1話補足)池波正太郎の迷信……「気学」/池波正太郎という人と私/池波正太郎の迷信のはじまり/気学は占いではなく,統計学?/〈方違え〉の迷信にまで左右された池波さん/世界の歴史的大事件にも〈気学〉を適用/池波ファンの〈気学〉への反応
第2話 迷信はどのようにつくられたか……迷信の有効性と限界 民衆をあざむくためにつくられた迷信もある/迷信は経験事実をもとにしてつくられたか/強引な連想のつみ重ね……奇数は陽,偶数は陰/迷信は役にたつ……無根拠の根拠/いろいろな迷信
第3話 科学とはなにか……仮説・実験の論理と連想の論理 むかしの科学が迷信になるのか/占星術はむかしの科学か/科学と仮説と実験/科学と学問のちがい/科学の論理と実験のきびしさ/科学の論理と科学教育の論理/学問の論理と迷信の論理/古学の論理
第4話 科学の本の読み方・読ませ方……私の読書論 私の本とのつきあい/私を本好きにさせたもの/科学の本はどのようにして退歩するか/たまにはいい本もあるということ/いい本の読み方・さがし方/本の読み方・教訓集
第5話 日本人は世界一の優等生……「日本の小・中学生の理科の学力は世界一」の意味するもの 国際理科教育調査とは/日本の成績はとびぬけていい/どれが正答でしょうか……問題の一例/問題のミスの発見/長時間テレビをみる国ほど,物理の成績がよい?/本をよく読む国の子どもほど,理科の成績はわるい?/日本の子どもたちの頭のよさと,理科教育のまちがい 他
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

第1話 迷信はどのようにして広まるか―丙午迷信の実例
第2話 迷信はどのようにつくられたか―迷信の有効性と限界
第3話 科学とはなにか―仮説・実験の論理と連想の論理
第4話 科学の本の読み方・読ませ方―私の読書論
第5話 日本人は世界一の優等生―「日本の小・中学生の理科の学力は世界一」の意味するもの
知的好奇心と社会―あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NBかえる同盟

3
再読(ここには初登録)。真顔で『迷信』にまつわる話をされる、どうも相手は本気モードだ…、あぁそういえばそんなことが書かれた本があったなと再読。書かれた時期はやや古いが、せっかくの文明の進歩、科学・技術の進歩を、なんと我々は迷信社会に順応する方向に使ってしまう…という著者の論には納得しつつもいささかがっかり。『無根拠の根拠』という話もなるほどと思った。つまらんことにとらわれず、自由に思考できるようになりたいなぁ…と、遠い目。とにかく、放っておくと差別に結びつくような話には不快感を表明しよう。2019/12/16

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