内容説明
オデパンは某大手企業の役員子弟だけが集まる、超リッチで知的な秘密結社。気の利いた会話と恋愛ゲームにうつつを抜かし、語学も音楽も堪能、世界を股にかけて飛び回る彼らにとって、怖いのは退屈することだけ。叩き上げの男との結婚を機に、オデパンから遠ざかっていた高宮真織は、ある事件をきっかけに、その美しさと知力、財力で、みごとオデパンのリーダーに返り咲く。上流社会の男女のかけひきを、きらびやかに痛快に描く傑作シリーズ第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
16
再読。たまに読み返したくなる一冊です。大企業の役員子弟が集まるオデパン。中心の真織と尾崎との会話が面白い。続編が楽しみ。2017/05/28
納豆
5
近年の藤本ひとみが好きな世界なんだろうなあ。独特すぎて、何度かポカーンとしました。美馬さん、懐かしいです。2015/04/02
いいちゃん
4
上流社会、怖くてエグい。でも33歳の美馬にも会えたし、楽しかったので、次巻も読もうっと。しっかし、「僕らはいつも最高だ〜」のコールは、かっこいいのか…?!ちょっと読んでて恥ずかしいのですが^^;2014/02/11
冴子
4
○ ツッコミどころ多し。2012/07/10
あかつや
2
親のすねをかじるお金持ちの子弟が集まって結成された会「オデパン」。結婚後長らくその集まりから遠ざかっていた女王が戻ってきて、近頃ゴタゴタしていた内部に新たな動きが起こる。言ってみりゃ育ちの悪い女を上級のみんなでいびって追い出す話で、普通ならすごく気分が悪くなりそうなものだけど、いびられるのがほんとに嫌な奴だからあんまり気にならない。むしろいい感じにスカっとできた。主人公で女王様なマオのキャラクターにもよるのかな。完璧に見えて実は家庭生活がうまくいってないっていう瑕があり、でもそれがあるから愛着が持てる。2021/04/19