内容説明
老後は静かに田舎で暮らしたい……。それもいいだろう。しかし、「暮らし」は一時的な「滞在」ではない。まして老後の住処は、そこでの「永住」を意味する。ならば、交通機関や医療施設をはじめ、高齢者に必要なものを完備した、銀座に代表される「都市」こそ、老後を楽しむにふさわしい場所といってもよい。本書では、現在70歳、実際に住居を都心に構えて充実した生活を送っている著者が、余生の過ごし方についての考えを詳しく開陳。物質面でも精神面でも「身軽」で「上質」な、都会での老後の生活を強く提案する。「人はドラマを求める」「冥途へのみやげは不要」「質に対して貪欲に」「ひいきの店をつくる」「観劇は二度味わう」「車や人の動きを見る」など。心身ともに無理が利きにくくなる老後の慎ましさの中にも、人々の賑わいと温もり、食事や趣味の楽しみ、芸術・観劇鑑賞などの「ドラマ」がある毎日――身も心も軽やかに過ごす後半生のすすめ。
目次
人はドラマを求める<br/>屋敷から小屋へ<br/>活動のある場所に住む<br/>駅の近く<br/>銀座に住む<br/>老後も賑やかに<br/>外国への永住は疑問<br/>田舎では余所者<br/>ミーハーになる<br/>人が訪ねやすい場所〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
28
図書館本。題名は銀座でと謳っていますが、内容は都心で暮らすことのメリットが懇切丁寧に述べられています。これだけ薦められると、住むしかないでしょう。銀座でのトレンディな日々を目指して頑張ります。2017/09/21
kinupon
13
若い内はまだまだ体も動くし、買い物も多少遠くても車で行けば良いし、自然の中で生活をするのが一番です。しかし年をとるとそうも行かないですね。「老後は銀座で」・・・大賛成です。年をとればとるほど刺激のある生活をしたいですね。2014/01/31
marukichi
2
母が買ってきて読んでいた。父も母の後に読んでいた。娘のあたくし@31歳も読んでみた。結構ロジカルに構成されていて面白かったし、31歳で読んだって良い思う。むしろ早いうちからどんな老後を過ごすのか、考えておく方がいい。実際老後を迎えてからでは遅いんじゃないかな?2009/08/11
蛍
1
すっかり感化されて、タイトルが人生の目標の1つになったw 「銀座に住む」のような、絶対無理と思っていたことも、ちょっと発想を変えると出来るかもしれないと思えた。2009/07/31
ひーちゃん
1
参考になりました♪(笑)。著者のダンディな考え方は、決して嫌みを感じさせず、かえって共感いたしました。とてもとても銀座には、住めませんが(笑)、僕も年相応な振る舞い、行動ができるような老後を目指します(笑)。2012/04/05
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