内容説明
今日からここが私のお城になるのね。身よりのないヘンリエッタは、看護師として十年間働いてきた。二十九歳になって、結婚が気になってきたころ、彼女は存在も知らなかった伯母から遺産を譲り受ける。それはオランダにある、小さな家だった。みぞれ降るなか、ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。ろうそくを灯してキッチンを調べているとき、足音が聞こえた。しまった。うっかり、ドアに鍵をかけるのを忘れていたわ。しかし彼女は落ち着いて、侵入者に出ていくよう告げる。「ずいぶん横柄だな。君の地主なのに」ハンサムな男性が笑った。■見知らぬ地に飛び込んだヒロインが貴族のドクターとの幸せをつかむシンデレラ・ストーリーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
7
再読。子猫をプレゼントすればよいのか?馬の出産の手伝いしたりペットがらみが多いのね2018/11/18
びわ
3
癇癪もちのヒーロー&ヒロインだった(笑)ヒロインのがまだましだけど。40才くらいなのに、二十歳の小娘に振り回されるヒーローにビックリ。ヒロインがイギリス行っちゃって、ヒーローが焦って探すくらいの頑張りが見たかった。塀を乗り越えるくらいじゃダメよ2012/12/27
rokoroko
3
突然カァ~となるヒロインに納得。ベティ更年期に書いたのかしらん?でも高慢なヒーローはもう少し最後にヒロインを得るためにドキドキしてほしかったな2012/05/03
森のウサ子さん
2
電子書籍にて。数年ぶりに初読のように再読。ヒーローがとんでもなく偏屈。基本的に鼻もちならない人物でイラッとするけれど、ヒロインが自立していて負けてないので痛快というか妙な爽快感がある。ヒロインはさっさとイギリスに帰ってヒーローを慌てさせりゃ良かったのにw2017/07/04
くろうさぎ
2
会ったこのない伯母から遺産で譲り受けたオランダの家に引っ越したヒロインのお話。お約束??の自制心の強いヒーローですが、時折、激しさが垣間見られましたね・・・・。2011/09/13