内容説明
小説現代長編新人賞受賞第1作。これが女の復讐! マラリアの予防接種で一人息子を亡くしたエリカは、大物政治家の陰謀でマラリアが流行っていることをつきとめる。顔を変え、高級デートクラブ嬢となって男に接近。エリカの復讐劇がはじまった――。前作『ワーホリ任侠伝』からさらにスケールアップした、大型新人の書下ろし長編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
8
図書館でたまたま手にした一冊 なので、なんの先入観もなしに読み始め、読了 なんというか、てんこもり 医療系にしたいのかバイオレンス系にしたいのか、途中恋愛もありで、いまいちまとまりを感じなかった 2011/05/23
N田
5
エンタメ大作を一揆読み、堪能。うちの会社の社名出てきて、どきっとした。2017/05/06
たかひー
2
★★★ 途中までは先が気になって読み進めていたが、ラスト近くなってだんだん良くわからなく。結局最後は何を言いたかったんだろう?よく理解できないまま読了してしまった。2020/12/31
まつじん
0
黒水熱(ブラックウォーター・フィーバー)とはマラリアの一種(というか合併症?)で実際に存在する病気です。そんな病気を人工的にはやらせて一儲けをたくらむ政治家への復讐を果たそうとする一人の女性の物語です。 エロティックな手段で主人公がその政治家に近づくんですがその内面描写というか壊れていき方は読み応えがあります。でもちょっとアクションシーンは説得力がないヨねぇ。気絶させられたストーカー男が突然T国へ移動させられるとかありえない設定はねぇ、ちょっと興ざめしてしまいます。ナンとかもっとアイディアを練って欲しかっ2008/03/23