決断力の研究 - 名経営者のソロバンはどこが違うのか

著者名：渡邊祐介

ＰＨＰ研究所（2013/09発売）

• ISBN：9784569695129
• NDC分類：335.21

内容説明

経営とは決断の連続である。経営者の決断如何によって事業が大きく飛躍することもあれば、逆に衰退への道を歩むこともある。まさに事業の成否は、経営者の決断力にかかっていると言っても過言ではない。本書は稀代の名企業家１８人の一世一代の大決断という場面にスポットを当て、その意思決定の過程について考察したものである。登場するのは、「鬼十則」で知られる電通第四代社長・吉田秀雄、ホンダ創業者・本田宗一郎、松下電器創業者・松下幸之助、出光興産創業者・出光佐三など、そうそうたるメンバー。一体、名経営者とは重大な決断に際して、いかなるソロバンをはじいているのか。本書はこの興味深い問いに一つの答を与えてくれる。意外なのは、彼らの決断が決して合理性の追究ではないということ。収まりどころのない反抗心や異質性、時には狂気とも言える人間臭さがその根底にはある。否、その人間臭さこそが名経営者たる所以なのであろう。

目次

１　組織と業界を革新するための決断＜ｂｒ／＞２　自然の理にかなった決断＜ｂｒ／＞３　企業家センスがもたらした決断＜ｂｒ／＞４　常人離れした人間力が可能にした決断＜ｂｒ／＞５　転身力・転進力がある決断＜ｂｒ／＞６　博愛の精神が生んだ決断

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[samurai eu]

名経営者達の決断した事柄について、著者がまとめている。 過去の経営者が、現代に実用化されていることを予見していたのには、驚いた。この時代の経営者は、かなり長期のビジョンを描いていたことがわかった。

2015/10/03