内容説明
日本人旅行者はナメられている。
歓楽街に行けば、最も高い外国人料金を要求され、ピックアップバス乗り場では「おとなしい日本人だから」と後回しにされる。強盗は金持ちの日本人を真っ先に狙うし、白人バックパッカーはイエローモンキーと吐き捨てる。俺にはそれが耐えられん。
「日本人ナメんじゃねーぞ」インド人を締め上げる、ガンガーに流されたバックパッカー、暗くてジメジメ・タイの留置所、ガンジャの宴、密入国ミッション、盗掘だらけのブラックマーケット、オーバーステイの限界は?、突然割れたフロントガラス、黒目がグルグル動く売春婦、ヨハネス名物襲撃事件……。
己の欲望のまま旅を楽しむ肉体はライターの過激で笑える本能の旅行記。
目次
アジア「罰当たり」編(「日本人ナメんじゃねーぞ」インド人を締め上げる;ガンガーに流されたバックパッカー;暗くてジメジメタイの留置所;タイの泥棒は顔見知り;「もう、いたしません」 ほか)
南アフリカ「天罰」編(突然、割れたフロントガラス;黒目がぐるぐる動く売春婦;エブリバディカモン!;決死のマラソン;ヨハネス名物襲撃事件 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinya
8
とりあえず、助手席にわけわからん人が乗ってるタクシーは乗らないようにします。 2017/09/17
時次郎
5
少し前に読んだ旅行エッセイと対極をなす罰当たり感に、クラクラした。そもそも、本のカバー写真からして罰当たり度MAXだ。アジアのアングラな世界を紹介した旅行記としては、面白く読めた。だが、お腹の弱い私にはインド編は厳しいものがあった。読んでるだけで、トイレに行きたくなる。2015/03/15
やまた
4
表紙からして超絶罰当たり!クレイジージャーニーを見て、気になって読みました。アジア編よりもアフリカ編のほうがやっぱり印象的だったなー。2016/06/22
JunTHR
4
TBS『クレイジージャーニー』きっかけで読んだが、期待以上に面白かった!!丸山ゴンザレス自身は、決して無茶をするわけではないが、それでもつきまとう災難(ヤク中、強盗、ぼったくり、キチガイ白人旅行者etc)に対処していく丸ゴンさんが面白すぎる。逃げる、キレる、暴れる。そして時に見せる狂った侠気にしびれる(無礼な若者を騙してオカマをあてがう、詐欺を働いた日本人のカバンを川に投げ捨てる)。気合と根性と冷静と情熱と経験値、それらが役に立っているのがアダとなっているのか不明な丸ゴンさん、他の著作も読み進めよう。2015/07/24
イッセイ
3
若かりし丸山ゴンザレス、行動も筆も尖っている!2023/12/29