内容説明
2011年7月24日を境に日本中のアナログテレビが映らなくなる。地上波デジタル放送が全国いっせいに実施され、6500万代台のテレビが、ゴミになる。地上波デジタル放送とはいったい何者なのか。生活にどんな影響があるのか。テレビ放送出身の老練専門家が、メディア論、テレビ論、ジャーナリズム論から徹底的に解説する。さらには、米国、英国、韓国の地上波デジタル政策と比較しながら、日本の国家としての放送政策を問い直す。この一冊で、「地デジ」騒動がわかる!
目次
第1章 テレビがあしたから廃棄物になる
第2章 地上波デジタルを視聴者の視点で考える
第3章 アナログテレビはなぜなくなるのか
第4章 地デジ混乱は日本の特殊事情
第5章 テレビがなくても困らないか
第6章 デジタルテレビには何ができるか
第7章 デジタル化のいま、考えること
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
テレビの地デジ化を巡る問題について書いたもの。イギリスがモデルケースとして小さな町をまずデジタル化し、リサーチを行っていたとある。日本の場合大震災と重なり、受像機を購入する金銭的な問題なども大きかったと思うが、そのあたりはあまり報道されていなかったような・・・。もっときめ細やかさを求めたいところであった。2014/08/23
Kenichi Uto
2
地デジ狂想曲のときを思い出して読み始めましたが、2007年時点の話なのでいかんせん内容が古い。実際にはケーブルテレビでのデジアナ変換も行われてたいした混乱はおきませんでしたが。最終的には政府がエコポイントで皆を釣りましたね。でもその後の消費の落ち込みが。私はテレビほとんど見ないので今はなくても別に困りません。ワンセグをいろんなものにつけるのをやめてほしい。2016/05/10
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.0…いつの間にか「アナログ」から「デジタル」へと変わってしまった我が家の2階のテレビ、なのでこの問題はあっけなく解決してしまいました。だけれどもこの問題は地方の方、高齢者の人にとっては非常に大きな問題ですよねぇ…デジタル問題についてよりも私はある大問題を起こした某番組についての項に惹かれました。2011/05/07
Naota_t
0
読んでいてこんだけイライラする本もここ最近では珍しい。 この本を上梓するきっかけはどうせ「国が地デジに完全移行することを勝手に決めた。その負担は誰がするのか。国民なめてるやろ!という人がたくさんいそうだから、それっぽいこと書いたら売れそう」ってとこ。 地デジ化のデメリットはテレビ買替えの必要性の1つしかない。 その文句を只管250ページもだらだら書くから読んでいてすごく疲れる。 内容はずっと同じことだし、多少話を多角的に捉えようにも脱線しすぎて、『テレビが突然消える日』に全然関係ない話に脱線し2012/02/21
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