内容説明
“愛に生きた革命家”チェ・ゲバラ。彼が遺した言葉の数々は、現代日本人が忘れてしまった「闘う精神」を思い出させてくれる。ゲバラの精神が明日への活力に…!“闘うニッポン人”になるための一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
28
キューバの革命家ゲバラの言葉を紹介した本です。ゲバラの生涯、著作や映画についても書かれており、充実した内容になっています。8ページに載っているゲバラの写真にまず心を打たれます。心に染み入る優しい笑顔で、純粋さを感じます。ゲバラの言葉の解説はやや無理があり、残念ですが、一つ一つの彼の言葉には力があります。特に射殺される直前の言葉には、圧倒されます。死を全く恐れず、「撃て、臆病者め!」と兵士に声をかけたそうです。自分の命を粗末にしてはいけませんが、常に信念を持ち死を恐れない姿勢は少しでも見習いたいです。2024/09/08
KASAO
12
ゲバラのことを知りたくて読了。彼がどんな行動をし、何を話したかある程度分かったけど、解説の端々から編者の意見が滲み出てくるようで、ゲバラの発した言葉が実際にそのような意味だったかは実のところ半信半疑。興味がある人物だけに、他の関連本なども読んで自分なりにしっかり解釈したいと思った。2013/12/26
Sachi
8
どんな人物だったのか前から気になりつつも手が伸びなかったチェ・ゲバラ。少し気軽に読めそうな文庫だったので借りました。語録の後にいつのどういう発言なのか説明があるので大まかに行動をつかむことができました。次はもう少し詳しいものを読んでみようと思います。「僕を導くものは、真実への情熱だけだ」2015/09/10
より
1
★★★☆2018/04/21
Sobbit
1
久々に自己啓発本を読んだ。正直、資本主義社会で歯車の一つとなり毎日勤労する身としては、具体的に活用できる話なんてただの一つもない。でも不思議なことにいま自分の課題であるmaturedな人格形成には何が必要であるか、といった自分の問の答えが書いてあるような気がする。情熱がないと何事も成し遂げられないというような、強い気持ち。実際に行動すること。そして、それでいて謙虚であること。2020/05/29