内容説明
秩序が無秩序に、平等が排除に。グローバリゼーション論をアナーキズムの思想史から再読解し、裏返っていく世界の実像に迫る21世紀の新しい社会理論。
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目次
序章 「不可避なもの」の相貌
第1章 グローバル化する民主主義
第2章 自己責任の市民権
第3章 マルチチュードと情報社会
第4章 グローバリゼーションとアナーキー
第5章 分断される“市民”
第6章 反転するグローバリゼーション
終章 ナショナルなものへの再“反転”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
この問題に関する本では視点が一番しっくり来た。リスクと排除、帝国、ネオリベなどを右でも左でもない立場で捌いたさすがの力作。グローバリゼーションがローカル化を引き起こし、アンチグローバリズムがかえってそれが批判するものを補ってしまう、というこの問題のややこしいところを、見事に整理してみせる編集力とバランスのよさが凄い。結構抽象的で、入門書みたいにわかった!って感じはないけど、読み終わると頭の中がじっくり整理されてくる印象がある。シャープな手付きだけに最後の国民国家肯定は意外だが、納得できるものだ2012/02/09
koji
2
松岡正剛先生も「千夜千冊」で言っているように、本書における著者の力量には感服しました。ギデンスの「第三の道」とネグリ=ハートの「マルチチュード」の背後にプルードン、デュルケムのルソー批判、アナーキズムを嗅ぎ取り、グローバリゼーションによる国民国家の後景化を展開します。さらにグローバル社会が、多元性とは折り合えないローカリズムに反転する方向に作動すること、さらに、それを「関係の絶対性」と「フィンランドと情報化」で再反転させるという、極めて刺激的な展開をしています。続編を期待します。(移設)2010/11/09
koji2
1
松岡正剛先生も「千夜千冊」で言っているように、本書における著者の力量には感服しました。ギデンスの「第三の道」とネグリ=ハートの「マルチチュード」の背後にプルードン、デュルケムのルソー批判、アナーキズムを嗅ぎ取り、グローバリゼーションによる国民国家の後景化を展開します。さらにグローバル社会が、多元性とは折り合えないローカリズムに反転する方向に作動すること、さらに、それを「関係の絶対性」と「フィンランドと情報化」で再反転させるという、極めて刺激的な展開をしています。続編を期待します。2010/11/09
むじな
0
個人的には、鈴木先生の言説は『SQ』から入門したので、こう言った社会学ハイブランドのショーケースのような著書においてもどこか、「結局のところ、我が街は如何に生きるか」と言う様な問いが通底ししているような感覚が湧きます。どこかその糸目を手放したような学者先生の理論は、我々の如き実践家の頭上には漂着しないのですから。2017/03/05
レコバ
0
カーニヴァル、ウェブ社会、サブカルニッポンと比較してアカデミックな手付き=頭良さげな人の抽象的なコメントの引用だらけ。丁寧に説明されていたので、ぎりぎり理解できた。2013/09/16
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