内容説明
グレースは十八歳のとき、初恋の相手ニックと密かに結婚した。だがハネムーンに旅立つ直前、彼は短い置き手紙だけを残し、グレースの前から永遠に姿を消してしまった。十年たった今、彼女はようやく前に進む決意をし、離婚を請求するために、私立探偵を雇って彼の居所を突きとめた。直接会って、早くすべてを終わらせてしまおう。そう思ってニックの住む町まで車を走らせている途中、グレースは嵐に巻きこまれて事故を起こす。病院で目覚めた彼女からは、いっさいの記憶が失われていた。そしてベッドのかたわらには、夫と名のる男性の姿があった。★これまでシルエット・ロマンスでご愛読いただいていたスーザン・メイアーの作品をハーレクイン・イマージュから初刊行いたします。記憶喪失に陥った妻を主人公にしたストーリーをお楽しみください。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
10
う~ん。18歳だったという年齢を考えて少し情状酌量の余地がある・・・かもしれないけれど、説明もなく10年間もヒロインを放置し続けたヒーローに大幅に減点。多分彼は家庭のことでいっぱいいっぱいだったんだと思う。父がヒロインの家庭にどんな理不尽な要求をするかとかね。変なプライドと弱さ。経済的に自立しても離婚してヒロインを解放することも出来ない思いやりのなさ。10年という年月がふたりを成長させたという意味ではよかったけれど、もやもやが残る。記憶喪失のヒロインが懸命に夫婦仲を立て直そうとがんばる分余計にね。2014/09/13
びわ
3
ヒーローが弱い!弱すぎる。ヒロインがほんとにかわいそう。ヒーローは苦しんだとしても全部自分のせいだし、最後はもっと謝罪と懇願をしてほしかった。イライラしながら読んだから、読後感悪い。2013/01/20
月
3
★★☆☆☆ひどい。ヒーロー酷過ぎる。ヒロインのためを思って行動した結果だとしてもあまりにも自分本位。まあ、そのことも本人では気がついてはいるのですが、それでも意気地なし。読み始めからイライラしっぱなしで全く楽しめなかったです。2012/03/23
サティーシャ
1
18歳のときに結婚してすぐ姿を消した夫の居場所を突き止め、10年ぶりに会いに行こうとしたときに事故にあい記憶喪失になる。10年もほったらかしで、理由も言わず、臆病なヒーロー。2016/10/18