SPコミックス たまゆら童子 3巻

著者名：佐野絵里子【著】

リイド社（2014/03発売）

• ISBN：9784845833726

内容説明

時は平安、鎌倉期。人の世の業や迷いに心悩ます登場人物たちを、不思議な童子が優しく導く…。純和風の装飾的絵画で魅せる、現代の「絵巻物」第３巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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平安末期から鎌倉初期が舞台の短編１４話からなる。俊寛や建礼門院など歴史上の人物のエピソードを扱っているが、史実から離れられず、創意がほとんどないため、話を知っている人には面白さに欠ける。これで全３巻完結。買い続けたのは一コマ一コマじっくり鑑賞出来る絵の魅力による。　　幼少の頃の大好きだった内裏雛を成人しても乞い続ける姫君の話「雛の寝殿」と、蝉丸の生涯を綴った最終話「あふさかの関」は夢想の世界に遊べる秀作。

2013/08/15