内容説明
日本人のイスラム観はかなり偏っている。礼拝、ラマダン、一夫多妻制……。最近ではそれにテロが加わり、「恐い」というイメージも定着しつつある。本書においてはそれら「イスラムに対する偏見」を取り除くために、彼らが大好きなジョークを通じてイスラムの日常生活を紹介した。
目次
第1章 イスラム社会の宗教生活
第2章 イスラム社会の食生活
第3章 イスラム社会の風土&生活
第4章 イスラム社会の男女関係
第5章 イスラムジョークの人気キャラクターたち
第6章 イスラム社会の政治&紛争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
11
ジョークを挿みながら、イスラムの日常生活と政治、紛争などが説明されていました。イスラムに対してのなんだか怖いという偏見を取り除き、イスラム文化を知ることのできる入門書のような一冊でした。2015/02/13
lily
5
ジョークはその国柄を知る契機の一つだが、イスラム教というフィルターを通じてジョークを分析する切り口が面白い。過激な思想を持ち近寄りがたいという日本のイスラム観は、彼らのジョークを知ることで緩和されるという著者のスタンスには首肯するばかり。「サウジアラビアには迷子が多いのはなぜか?一度母親とはぐれたら誰が自分の母親か分からなくなるから。」「ノアの方舟の話で、オリーブの葉をくわえて飛び立った鳩はオスかメスか?オス。メスがそんなに長い間口を閉じていられるわけがない。」2019/08/04
Humbaba
4
日本人のイスラム教に対するイメージはあまり良くない.それは,どうしても集まってくる情報が一面的なものであるからという可能性が高い.日常生活を知ろうと思ったら,そこで普通の人々がどのような話をしているのかを知ることが一助となるだろう.2013/01/24
coloroflife
3
めちゃ面白い。シュールなものもあるし、単純に笑えるのもある。今の日本なら人種差別と言い公に言えなくなりそうなものもあるかも、、、そんな社会が可笑しいと思うけどね。国民性、思想を笑いに変えつつ最終的に平和に成ればいい。風刺画みたいな本です。2016/07/21
oDaDa
2
一般的なイスラーム関連の解説本的な新書を読むよりも、このジョークを交え笑いながら学べる本の方が理解が深まる。イスラームの基本的な特色についてよくまとまって解説されている。2016/02/24
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