内容説明
正月休みで賑わう北アルプスを猛烈な低気圧が襲い、山岳遭難史上、未曾有の大量遭難者を出した。そんな中、悪天候を生き抜き無事生還した二つのパーティーがあったが…(表題作)。自らも山に登り青春を謳歌した著者が、アルプス連峰や中津渓谷などを舞台に描いた珠玉の山岳ミステリー短篇集。表題作のほか、「失われた岩壁」「虚偽の雪渓」「憎悪渓谷」「犯意の落丁」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OHモリ
20
・北海道テント山行の読書の友にとBookOFFで購入した1冊。読み終わって荷物軽量化のため前泊の宿で捨ててきてしまったので読み返すことはできないが・・・ ・山に登る人はいい人ばかりというイメージは間違いで俗世間と同じようなドロドロした人間関係やら恨みつらみもあるのだという感じの山を舞台にしたミステリー短篇集だった。 ・それなりに面白かったが、読み終えてすっきりするとか清々しい気持ちになるとかいうことを求めてはいけない短篇集だった。2022/08/27
yamakujira
0
5編の山岳ミステリ。山での犯罪って、証拠が残りにくいね。現実にも完全犯罪がありそうで怖い。 (★★★☆☆)
つちのこ
0
1980年頃、図書館本で読了。