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内容説明
アメリカのストライクゾーンはなぜ外側に広いのか? 日米の野球の違い、大きく異なる審判制度やルールの運用などを、日本人初の米プロ野球「現役」審判員が解説。
目次
第1章 審判から見たベースボールと野球
第2章 ルールを知れば、観戦はより面白い
第3章 審判になるには―日本とアメリカの審判員制度
第4章 誰も知らないアンパイアたちのディープな日常
第5章 アメリカ審判日記二〇〇五‐二〇〇六年
第6章 審判はフィールドで選手や監督とこんな話をしている
第7章 ルールの国とマナーの国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
1
アメリカの3Aでさえ審判の待遇って思ったより良くないというのがびっくりした。何か選手として大成できなかったから審判になったんだろという見えない壁が勝手に作られていそうな気がするが、れっきとしたプロの職業なので、最低でも普通に生活できるくらいの待遇になってもないのではないか。アメリカでの挑戦体験と審判からの目から見た話は新鮮で面白い。2021/02/06
ちなつパパ
1
「審判からみたベースボールと野球の違い」という話しが新鮮!。特に、『日本では同時はセーフとされるが、そもそも同時はありえず、際どい判定の逃げ道になって(楽に流されて)しまうから要注意だ。審判はどちらが早いかを必ず見極めるという心構えで判定するべきなのだ』という話しには感銘を受けた。メジャー審判とは、リーキー/ショートシーズンA/A/アドバンスドA/2A/3Aを経てはじめて到達できる遠き道のりであること、そしてその厳しくも極めて狭き門へ果敢にチャレンジした著者に敬意を払わずにはおられない。2013/01/08
tak
1
夢を真摯に追いかける様に好感。近況はどうなんだろうな。2012/11/07
Base Ball Bear Boy
1
体験記風にまとめられて、裏話もありさらっと読むことができました2012/07/17
きのやん
0
読点が多いのは気になったが、プロ野球審判による体験的比較文化論として楽しめた。なぜ第三者の審判を置くのか、審判の判定は絶対であり、なぜアメリカ野球ではその権威を徹底して守るのか。日本球界がアメリカ野球から学ばなければならないことは、まだまだ数多くある。2017/12/23