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内容説明
私の息子は人殺し。清貴（きよたか）ちゃんを殺したのは11歳の男子小学生。何故、殺したのか？ 動機を調べるうちに事件の真相は意外な貌（かお）を見せはじめる。加害者の少年が心に負った深い傷とは？ 二人の少年の間に起こった母の愛をめぐるあまりにも単純で悲しい事件の真相とは？ そして、次第に惹（ひ）かれ合う二人の少年の母親は……!? 賛否の嵐を巻き起こした衝撃の話題作、ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなごん
14
美容院にて。加害者の方が守られてる現状。三人の母。私も子どもにしてあげたのに、が多いかも。そして、本当には見れてないのかも。怖い。どんな母でも子どもには大事なお母さん。ラスト、重いね。ようやく気付いた命の重さ、どう贖罪していくのか。2014/08/13
aax74370
14
★★★★☆ モンキーマジックの「アイシテル」が頭の中を駆け巡り、やはり涙無しには、読めなかったです。。。とにかく、切ないです。 2012/10/21
黒木 素弓
13
完璧な母親なんて、この世にはいない。みんな、どんぐりの背比べ。母親も父親も子どもも、悩みながら必死に生きている。でも私は、人を赦すことが出来るだろうか・・・2012/07/27
十六夜（いざよい）
12
裕一を取り調べていく内に事件の真相が明らかになっていく。もちろん殺人を犯した裕一が悪いのだが、裕一が殺人に至るまでの背景や清貴の”思った事をそのまま口にしてしまう”性格、母親アピールの看板…すべてが悪い方に働いてしまったとしか言えない。もし自分の子があんな酷い殺され方をしたら、とてもじゃないけどあんな理解を示す手紙は書けそうにないな。2017/05/06
も
8
「キヨタン死んだら最強になっちゃった」っていう長女のせりふが忘れられない。両親にとっては私より死んだ弟がもっともっと大事で、しかもその死によって弟の地位は変わらなくなっちゃった。ということだと思う。このマンガが語ろうとしている核心部分とはちがうけれど、死んだら無になるなんてありえないと思った。無になんかならずに、有機体としての生者では得られない永遠・不変を得てしまう。最後にして最強の悲しいこと。2009/06/10
