内容説明
信長が斃れ、天下は秀吉の手に落ちた。四天王は酒井忠次の隠居で三傑となり、本多正信ら新しい家臣団の登用が始まる。三河武士たち武功派と官僚派の危うい均衡の中、家康は天下人への道を登り詰める。傑作歴史長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
54
上下巻の下 最後近くは面白くなった。 四天王が三傑になり、家康からそれぞれ名刀をもらう。本多忠勝がもらった不動正宗、”どうする家康”展で出てました。2023/12/15
YONDA
16
時代が変わると共に必要とされる人は武功派から吏僚派へと…。戦の無い世の中を望みながらも戦を求める忠勝・康政・直政。関ヶ原後の三傑が寂しくもあり勇ましく感じる。三河松平から幕府開府までの徳川家の変遷も、改めて勉強になる一冊でありました。どんな豪傑も時代の流れには逆らえない…。2018/07/01
ホームズ
1
徳川の中にも武功派と奉行派のような対立があったんですね。まあ乱世から平和な時代へ変わっていくには仕方ないところなんでしょうけどね。しかし本多正信が悪者にされてますね~(笑)武功派の忠勝や康政が主役になってれば仕方ないですかね(笑)2009/08/16
タケ
0
四天王じゃなくて最後まで「本多忠勝物語」だった…。本多正信が小物悪役すぎて可哀そう。2012/01/09
弾正
0
四天王主役の為か正信が目の敵にされている。 次第に遠ざけられる武功派の面々、そして世を去っていく四天王達に寂しさを覚えました。 南原さんの作品は初めてでしたが読みやすかったです、あと濡場多い。2011/08/10