バビロニア・ウェーブ

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バビロニア・ウェーブ

  • 著者名:堀晃【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 東京創元社(2012/04発売)
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  • ISBN:9784488722012

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内容説明

銀河面を垂直に貫く、直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束――バビロニア・ウェーブ。いて座α(アルフア)方向、太陽系から3光日の距離に発見されたこの光束が、いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は厖大なエネルギーを手に入れられる。この想像を超えた光束の傍らに、送電基地が建造された。基地との連絡船運航にあたっていた操縦士マキタは、あるとき緊急事態発生の報を受け一人の重要人物と謎の積荷とを運ぶよう命じられた。だが到着した基地には誰の姿もない。そしてここでは極秘裏に、ある計画が進行していたのだ。日本ハードSFを代表する傑作。星雲賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

55
日本の長編ハードSFを久しぶりに読みました 架空の世界を構築するのに必要な現象、機器を1個づつ頭の中でイメージを作って物語を読んでいく・・・ 小説を読むのにかなり多くのエネルギーを使ってしまいました。 これが、SFを読む楽しみなんだなあと感じさせて貰いました。 堀さんの世界の構築は、読むのも大変ですが、 これを書かれるのもとっても大変だったろうと思ってしまいます 2023/11/06

ntahima

22
【読み放題9】SFに出てくる構造物?としては前代未聞のギネス級スケール。最初はバビロニア・ウエーブの正体が“ガンマ線バーストか”と思ったが全然違っていた。悠久の黙して語らぬ存在。背景となる宇宙規模のバビロニア・ウエーブと漆黒に浮かぶちっぽけな送電基地内で静かに進行する密室劇の対象が絶妙。よく分からない仮説が行きつ戻りつする間にひとり、またひとりと宇宙空間に消えていく。そしてクライマックスの数ページで今までのもどかしい展開を一気に反転させSFらしいエンディングとなる。このタイプの小説は再読には向かないかも?2016/10/02

Miyako Hongo

15
確か図書館で借りて読んだはずだけど、何でこんな物があるかって説明が一切なしの投げっぱなし観しか覚えてなかった。科学が総てを解明すると思っていた時代が私にもありました。□太陽から三光日の距離にある高エネルギー帯バビロニアウエーブ。そこからエネルギーを得ることで人類はかつてない繁栄を得る。しかしなぜそんな天体が存在するのかは一切が謎。しかもそのエネルギーを使って太陽系から離れようとする物はことごとく破壊される。バビロニアウエーブに意志はあるのか。□ハードSFっていいなと思わせる一作。ホーガン読みたくなった。2017/03/18

ごんちゃん

13
宇宙にバビロニアウェーブと呼ばれる長大なレーザー光線が発見され、地球人類はそこから無限のエネルギーを得ることが出来るようになった世界。とある宇宙基地で重大事故発生、通りがかりの宇宙飛行士が壮大なナゾに巻き込まれる。殺人事件謎解きミステリー風に進んで行くので、先が気になる。めちゃくちゃ壮大に作り込まれた世界観は凄いんだが、人が次々死んでるのに、登場人物達は全く感情がないかのようで不思議。そして、ラスト、バビロニアウェーブって結局なんやねーーーんっ!って叫んだわっ!!Kindle Unlimited2024/08/07

どらがあんこ

11
決して目には見えないレーザーやスペースノイドならではの身体性の表現は小説ならではだと。しかしただ可視化出来ないものとしてふわふわしていないのはスケールが与えられているからだろう。どこかソラリスの海に似たものを感じた。2018/12/13

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